レジャー白書で見るサーフ業界、サーフボードサブスクが業界を底上げする?|MINのウラナミVol.363

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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こんにちは、MINです。昨年10月に、『サーフボードのサブスク、早う来い』というウラナミを書かせていただいたのですが、あれから一年が経って、ムラサキスポーツさんから本当にサーフボードのサブスクサービスが発表されたので興奮しました!

サーフボードを次々と乗り換え、いろいろなタイプやクセのあるサーフボードを乗ることで、サーフィン技術が向上してきた実体験をもつ自分としては、多くの人にそのような体験をしてほしいと個人的に思っていますので、このサービスは大賛成ですし、サーフボード1本分程度(あるいはそれ以下)の費用で1年間利用できるのは、コストメリットもあって嬉しいですね!(※個人の感想です)
 
 

レジャー白書2022が発刊された

さて、2022年が間もなく終わろうとしているこのタイミングではありますが、9月に新しいレジャー白書が発刊されていたので、その話をさせてください。

以前のウラナミで、新型コロナウイルスの影響による社会問題が深刻化するなか、サーフィンバブルやブームがにわかに囁かれていたことについて、データを基に疑問を呈する内容を書きました。そして結びに、2021年は「withコロナ」の生活が確立されていくなかで、レジャー白書には明るい情報が掲載されているだろうと期待を込めました。

では、実際、レジャー白書には2021年はどの様に反映されたのでしょうか。
 
 

サーフィン参加人口は横ばい、消費は低迷したまま

結果から端的に言いますと、サーフィン参加人口、つまりサーフィンを一回以上やった人数は、おおむね「横ばい」となっているようです。
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推計によれば前年と同じ40万人で、統計上の誤差を考慮すると、過去10年間はおおむね横ばいが続いている状況となっています。

ただ、この数年で大きく変化しているのは、サーフィンに費やすお金です。下の棒グラフを見ていただいてもわかるように、ここ数年間では2017年をピークに、コロナ禍以前から減少が著しくなっています。オリンピックにサーフィン種目が追加され、かつ日本人選手が活躍したにも関わらず、低迷した状況が続いているのは、なんとも残念です。

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サーフボードのサブスクに期待

そんな中、サーフボードのサブスクのような新しいサービスが、日本のサーフィン業界を救ってくれる可能性があると、個人的に期待しています。

新しいボードに乗ることはモチベーションにつながり、モチベーションが高ければ海へ行く回数が増え、それに付随してファッションや必要なアイテムも増えます。コストを抑えながらサーフィンをもっと楽しむことができれば、抑えられたコストは業界内での消費につながり、業界全体の底上げになるかもしれないからです。サブスクが将来、どの様に影響をもたらしていくのか、個人的にとても興味深く、楽しみにしています。

 
 

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