服部予報士のウラナミ『日頃の思いを晴らしてみよう』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

00

新年を迎えて間もなくすると1月も終わりという、何とも月日が経つのは早いものですね。

 

姉妹サイト「海快晴」では恒例のフィッシングショーで、横浜会場を皮切りに名古屋や大阪へと飛びまくっております。

 

さて、旅やイベントで気になる”お天気”ですが、東京の高円寺に全国唯一の「気象神社」があるのをご存知でしょうか?

 

JR高円寺駅の南口から徒歩4分、氷川(ひかわ)神社の境内に祀られています。

 

氷川神社の鳥居をくぐった左手に気象神社の鳥居があり、その奥に社殿が見えます。御祭神は「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」で、知恵の神様です。天岩戸(あまのいわの)神話で、天岩戸に隠れてしまった天照大神(あまてらすおおみかみ)を誘い出すために、知恵を出した神様といわれています。

 

01

昭和19年、旧陸軍気象部の構内に造営され、太平洋戦争の終戦までの間に空襲によって消失しながらも再建され奉祀(ほうし)されてきましたが、戦後の神道指令※で除去される運命にありました。しかし、連合軍宗教調査局の調査漏れで残り、旧気象部隊関係者によって払い下げを受け、昭和23年に遷宮祭(せんぐうさい)を営み氷川神社に移設されました。
※戦後GHQが日本政府に対して発したもので、国家神道の廃止、政治と宗教の徹底的分離、神社神道の民間宗教としての存続などを指示した。

02

本来であれば除去されるところが奇跡的に回避できたところからして、何かパワーを秘めているようにも感じませんか?

気象神社境内の絵馬掛けには”下駄”の絵馬が奉納され、「脱!雨女」「脱!雨男」の定番ものや、晴れの門出を良い天気にしてほしいなど、数多くの願いがかけられています。

お守りは、プラケースに包まれた完全防水仕様なので、雨に濡れても大丈夫です。
御朱印は、若干イマドキのデザインも含まれておりますが、お天気祈願や知恵を授かりたく思われた方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

03

最近の記事

関連する記事