米山予報士のウラナミ『爆風の大クローズにあの場所へ』

米山予報士

米山予報士
米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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とある波のある日、セットをとらえた瞬間、ピークから真っ逆様に落下し、頭から着水。超スローモーションになりつつワイメアのような気持ちでしたが、サイズは頭前後。板は折れずとも心だけ折られてしまいました。

その次の週、4月17日(日)は日本海で低気圧が発達し、吹き込みにより全国各地で爆風が吹き荒れていました。湘南でもお昼くらいには南西寄りの風が20m近くまでになり、最終的にはダブルくらいのグチャグチャな嵐のようなコンディションに。その日、夜明け前からお昼くらいまでのシフトに入っていた僕はきょうはどこで入ろうか、それとも止めようかな~と悩んでいました。

仕事が終わり帰宅すると、まだ風が極強いまま。まずは昼寝してから判断しようと決めました。
起きると、こういう時しか入れないポイントもあるなとウズウズしてきたので、一度も入ったことのない風・波をかわす場所へ向かいました。
移動手段がママチャリしかなく、災害級の風の中、フラフラしながら交番の前を通るのは気が引けましたが、無事に通過し、橋を渡ってお目当てのポイントへ。

着いてみると、面は良く、風もブロックしてくれて弱いくらいにしか感じないほどでした。どんな条件でもやれるところはあるもんだなと改めて感じ、最終的には人が増えてきてサーファーってさすがやな~と思いつつ、帰りの自転車で風の怖さを十分に分からされたのでした・・・。

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