こんにちは。
先日、「『ハチは魚である』と裁判所が認める」というニュースを読みました。
季節外れのエイプリルフールかと思いましたが、どうやら本当のようです。
これしか情報がないとちょっと誤解を招きそうですが、これはあくまで「裁判」で判断された法律上の定義の話。
もちろん、生物学的に「ハチは魚」と認められたわけではありません。
アメリカ・カリフォルニア州でハチ4種を保護するための裁判で、「法律で保護対象となっている『魚類』の定義にハチも含まれるのではないか」という、法律の穴を突いたような訴えだったそうです。
しかも2018年から続く裁判の控訴審なんだとか。
ばかばかしいと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、「なるほどな、面白いな」と思った次第です。
興味がある方はぜひ読んでみてください。
↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/49c8fd49528e3d7f2c156ffa93a19c15ec13b8b7
さて、日本中で異例の早さの梅雨明けを記録した今年。
気温がぐっと上がり、「災害級の暑さ」と称されるほど猛暑が続きました。
(早めの梅雨明け宣言は「晴れが続くから」という理由だけでなく、熱中症への注意喚起的な意味合いが込められていたのではないかなと塚本は思っています。)
梅雨明けとほぼ同時に関東では南寄りの風が続き、湘南ではエボシさんが大量漂着。
見た目がきれいなのでついつい触ってしまいたくなる気持ちも分からなくもないですが、絶対に触らないようにしてくださいね。
特にお子さんは要注意です!
カツオノエボシに刺された場合の対処法はこちらをご参照ください。
南寄りの風が吹くとカツオノエボシと同様に関東で話題になるのが「海水温の低下」。
南風は南方の暖かい空気を運び込むため、地上の気温は上がることが多いです。
一方で、関東周辺、特に千葉では海水温が低下することが知られています。
以下、画像は気象庁HPより。
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千葉の太平洋側沿岸だけ、周囲より海水温が冷たいですね。
これはいわゆる「沿岸湧昇」という現象です。
難しい説明は省きますが、同じ風向の風が数日間続くとき、「海面を吹く風の流れに対して直角右向きに海水が移動する」という現象がおきます。(気になる方は「エクマン輸送」で検索してみてください!)
千葉の場合、南寄りの風が吹き続けると東の方向(=沖の方向)に海水が移動していくことになります。
すると、沖へ移動してしまった海水を補うように、深場の冷たい水が湧き上がってきます。
この影響で水温がぐっと下がるのです。
南風が続いたときの千葉では有名ですが、原理的には岸を左側に見るような風が続く場合はどこでも発生するので、少し気にしてみてください。
※岸を左側に見るような風が「続く」という点がミソで、数時間程度ではほとんど変化はないでしょう。
この時期の関東は南風が続くと色々なイベントが発生しておもしろいですね!
みなさま、海で遊ぶ際はクラゲや海水温にはぜひ気をつけてください~。
それでは、また!