PCR検査キットの安いの、高いの、違いってなんなの?|MINのウラナミVol.348

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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MINのウラナミVol.348

こんにちは、MINです。新型コロナウイルスの陽性者数について、連日メディアで報じられているのを見ていますと、自分も無症状なだけで感染しているのではないか? 感染したらどうしよう? などと考えてしまいます。特に、感染時の自分の健康よりも、周囲の人や社会への影響が一番気になってしまいます。私のように、不安に思われている方は少なくないのではないでしょうか。

風邪のような症状で病院へ行っても、著しい症状がない場合は必ずしもすぐにPCR検査で判定をしてもらえるわけではなく、多くの場合は数日様子を見るというかたちを今でもとられてしまいます。

また、自費で検査してみようにも、高いものから安いものまで多種多様で、どれを受けるべきなのかわからない方も多いことでしょう。

そこで、先日、私自身が後者の安いPCR検査を受けてみて、気がついたことや感じたことがありますので、宜しければ参考にしていただければ幸いです。

私が検査に使った検査キットは、医療機器などを販売する(株)東亜産業の「新型コロナウイルスPCR検査唾液採取用検査キット」ですが、楽天などネットでも買えますし、最近はドン・キホーテでも購入できるようになったそうです。
 
 

安いPCR検査キットでは、判定や証明にならない

安い検査キットは、陽性か陰性かを判定したり、陰性であることを証明できるものではないことを知っておかなければなりません。

例えば、私が使用した検査キットの場合、検査結果として「リスク高」または「リスク低」と知らされるのですが、「リスク低」だった場合でも、例えば海外へ渡航前の陰性証明にはなりませんので、陰性証明が必要な場合ははじめから医療機関での検査をするべきです。

一方、「リスク高」だった場合は、陽性と判定されているわけではないため、正式な陽性判定が必要な場合は、やはり医療機関で検査してもらう必要があります。

ちなみに、上記のPCR検査キットのメーカーに電話取材したところ、「リスク高」だった場合の実際に感染している確率について、臨床試験結果では98.84%だったため、「リスク高」と結果が出た場合は、ほぼほぼ感染していると考えて良いそうです。

ただし、同メーカーは医療機関ではないため陽性判定ができませんので、必要に応じて医療機関で検査を受ける必要があるとのことでした。
 
 

高いPCR検査は陽性/陰性の判定と証明書の発行もしてくれる

ネットで買える高いPCR検査は、ほとんどの場合は医療機関が提供しており、陽性か陰性かを判定してくれます。また、陰性証明書の対応もしてくれるところが多いようです。

さらに、陽性の場合は「新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理支援システム」に登録され、『COCOA』に陽性登録するための処理番号の払い出しもできるようになり、過去14日以内に自分と濃厚接触していた人へ自動通知するなど、感染拡大防止に寄与することができます。
 
 

値段ではなく目的や用途で選択

以上のように、PCR検査を選択するときは、高いか安いかではなく、証明が必要かどうかで判断するのが良さそうです。

海外へ渡航する、従業員の検査、医療保険の適用など、陽性や陰性であることの判定や証明が必要な場合には、迷わず高い方のPCR検査を受けるべきだと考えられます。(ただし、キット購入前には、判定や証明ができるか必ず確認してください)
 
 

安いPCR検査で大事なことは、結果が出たあとの行動を決めておくこと

安いPCR検査の場合、陽性/陰性の判定ができないため、例えば私が使用した検査キットでいう「リスク高」と出た場合にどういう行動をするのか、予め決めておくことが大切だと思いました。

私の場合、その検査では判定できないことの意味を検査を実施してから理解したため、結果が出るまでの間は、もしも「リスク高」だったらどうしようか悩んでしまいました。ほぼほぼ感染しているとしても、判定されているわけではありませんので、自分で自分を陽性者と認められるかどうか、あるいはそれを会社や身近な人に告げて良いのかどうか不安にもなりました。

結果的には「リスク低」でしたので、心配は無用なものになりましたが、事前に行動を決めておくことはとても重要だと感じました。

 
 
 
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