七色の光輪は悪魔の降臨?花粉もわるいことばかりじゃない|MINのウラナミVol.329

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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こんにちは。ここ数年、花粉症を新たに発症する方が多いと言われている中で、逆に花粉症がなくなったMINです。世の中は花粉症で大騒ぎとなるこの季節ですが、僕にとっては何をそんなに騒いでいるのかと、完全に他人事にように捉えていますwww

僕がまだ10代のころ、地元に住んでいたときは毎年、季節の変わり目には花粉症と思われる症状(とくに診断されていない)が発症して、鼻をグジュグジュさせて頭がボーッとする日々を過ごしていたのですが、高校を卒業後に島を出て湘南に住み始めてから、気がつくとその症状は全く無くなっていたのです。恐らく、原因となっていた花粉が湘南には無いのでしょう。

ところで、花粉症の方にとっては、花粉の存在が「憎い」しかないかなと思いますが、そんな花粉にも良いところがありました。

それは、花粉光環(かふんこうかん)です。

 

花粉光環とは

花粉光環とは、大気中に飛散した大量のスギ花粉によって太陽の周りに生じる光環のことで、光の回折現象の一種です。虹のような光輪が二重三重に広がって見えることが特徴で、先日(2019/3/8)、各地でこの花粉光環が観測され、メディアでも取り上げられて話題になりました。

Twitter上でもこの日、下の例のように多くの写真が投稿されていました。

 

 

花粉光環の発生条件

いろいろ調べたところ、花粉光環の発生条件は、大雑把に挙げると以下のとおりのようです。

  • スギ花粉が大量に飛散している
  • 晴天で空気が澄んでいる
  • 風が強く気温が高い

スギ花粉が大量に飛ぶこの季節は、黄砂などの影響で大気の透明度が悪く、空全体が霞んだような日が多くなるため、花粉が多く飛んでいても太陽の周りが白っぽく光るため花粉光環を見ることが難しいそうです。そのため、雨上がりで真っ青に空が晴れ渡った日で、風が強く、温度が上がったときによく見えるのだそうです。

なぜ七色に見えるかは、こちらのサイトの説明がわかりやすいです。

 

僕がみた花粉光環

冒頭の写真は、鎌倉市稲村ガ崎の134号線沿いから見た日の出の写真です。

この時期は、国道134号線沿いに稲村ガ崎を七里ガ浜側から由比ガ浜側へ越えて行くと、ちょうど真正面あたりに朝日が昇るのですが、稲村ガ崎を越えた瞬間、朝日の強い光が目に飛び込んできて目をくらませられます。

その日、目がくらみながらも目を細めて朝日を見つめると、なんだかいつもと様子が違っていました。

「なにかの見間違えか?」

初めて見るその景色は、はじめは何が見えているのか、自分でもわかりませんでした。太陽の周りを七色の光輪が二重にも三重にもなっていて、その美しさは神々しささえ感じるほどです。

そのあまりにも美しい景色に、それが本物なのかを確認するために何度も強くまばたきをしたことを覚えています。

慌てて運転していたバイクを道端に停め、iPhoneで撮った写真が冒頭の写真です。あいにく、写真からは七色の光環が分かりづらいのですが、下のような通常の日の出の写真と比べると違いがよく分かるかと思います。

通常の日の出

通常の日の出

七色の光輪は悪魔の降臨?

この花粉光環が発生する複数の条件のうち、絶対的に必要な条件はスギ花粉の大量飛散です。

そのため、花粉症の方にとっては写真を見ただけでは、七色の光輪は悪魔の降臨にしか映らないかもしれません。

しかし、ひとたび生で見てしまえば、あの憎い花粉がそうではなくなる方もいるかと思いますので、この時期、花粉光環が見られそうな条件が揃っているときは、ぜひ空を見上げて見てください。もしかすると、花粉の大量発生も一つの楽しみに変わるかもしれません(変わるわけないかwww)

おまけ

前回のウラナミで、金属探知機のことと、もしもサーフィンを終えて海岸を歩いている時に1億円を拾ってしまったらどうするか?という問いかけをさせていただいたところ、僕のLINE@に一人の読者から写真付きでご連絡いただきました。

その方は過去に、サーフィンをしていたら海岸で古銭を一枚拾われたそうで、それをきっかけに、試しに金属探知機を買って砂浜を探索してみたそうです。その結果、下の写真のように、古銭をたくさん拾われたそうです! 1億円とまではいきませんが、トレジャーハンティングみたいでなんだかロマンのある話ですよね!
あなたも金属探知機でお宝探しをしてみませんか?
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