服部予報士のウラナミ『やっぱり海は良いなァ』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

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貴方はいつから「海」との関わりを持つようになりましたか?

このところは「海離れ」が進んでいると言われながらも、大学にはヨットやウィンドサーフィン、マリンダイビングの同好会や部活があったり、体験スクールなどでは、もっと小さなお子さんが海と親しむ姿を見ることがあります。

先日、24年ぶりに日本で開催されたウィンドサーフィンワールドカップの会場にお邪魔してきました。
大会初日の朝から会場入りしましたが、開会式や初戦はお昼から予定されていたにも関わらず、朝から徐々に増える観客や大会関係者で会場は熱気と活気にあふれていました。普段なら約300台駐められる一般駐車場は、大会関係者のブースや三浦の味が楽しめる屋台、臨時バスの発着場と化し、砂浜は大会ステージと選手関係者の控えテント、大会運営ハウスなど並び、24年ぶりのワールドカップを地域住民とともに歓迎している様子を体感しました。

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と言いながら、実は私はウィンドサーフィンは未経験者…ということで、大会期間中に同時開催されていた「ウィンドサーフィンの体験スクール」を受けてきました。ほぼマンツーマンでコーチがつき、2時間程のスクールで”弱い風の中であれば、自分で進行方向は決められないけど、風を受けて進めるようになったかな…”というところまで教えて頂きました。

普段はクルーザーヨットで海に出ることはあるのですが、”ウィンドサーフィンも想像通りに楽しい世界だな”と体感しました。想像するに、もっと上手く乗れるようになれば風と自分が一体となり、聞こえてくる音は風と波が響く世界があるってことですよね。想像するに…ですよ。

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そこそこ話は脱線して、「海と触れ合うようになったきっかけはいつ?」ということですが、今回教えていただいたコーチは、実は海無し県出身の大学生でした。

「なぜウィンドサーフィンをやろうと思ったの?」と聞いたところ「海が最寄りにある大学に進んで、せっかくだから海を楽しめる何かをやりたいと思ったから」でした。両親が海と何らかの関係があったわけでもなく、単純に、海が最寄りにある大学に進んだことが、海と触れ合うきっかけだったとのことでした。大学2年になり、たとえボランティアであったとしても、こうして人にウィンドサーフィンを楽しんで貰えるよう、私に海の楽しみ方の1つを教えてくれました。

今回のスクールを通して単純に「もっと多くの人が、海を楽んで欲しいなぁ」「自分だったら何が出来るのかなぁ」と思いました。

生まれたときから「海」と関わりを持つ人は少ないのかもしれませんが、逆に、「海」に興味を持ってもらえるよう、何かしらのきっかけ作りくらいは出来るかもしれません。

その後の継続できる環境作りは、規模が大きくなりそうで1人では難しいような気がしていますが、そういった一端を、波伝説や海快晴がお手伝い出来たら良いなぁと思います。
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