ナッカルビのウラナミ『アルマゲドンが現実に!? 地球防衛実験の成果』

ナッカルビ

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湘南生まれ、湘南育ちながら海との接点が乏しい半生を歩む…。 今は自分の趣味より家族を優先しがちな中年です。 会社で教わったSUPを趣味にできたら、うれしいな。IT局所属。

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こんにちは、ナッカルビです。
映画「アルマゲドン」、地球へ迫る巨大な隕石を止めるため限界状況下で隕石破壊に挑む男たちの姿は、多くの中年世代の心に深く刻まれていることでしょう。
そして、ついに……映画のフィクションと現実の科学が交差するのかもしれません。

2022年9月26日(日本時間の27日午前8時14分頃)、NASAと米ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所は、探査機を使った小惑星ディモルフォスに対する衝突試験に成功しました。

【解説】NASA探査機が小惑星に命中、史上初の地球防衛実験

以下は衝突した探査機から送られてきた最後の映像です。徐々に小惑星に近づき、画面全体が小惑星の岩肌で覆い尽くされるさまは臨場感があります。



この「DART」(Double Asteroid Redirection Test:二重小惑星方向転換試験)は、地球に迫る可能性のある小惑星の軌道を変えるための技術を確立する試みです。映画で描かれたような状況を未然に防ぐための、具体的なステップと言えるでしょう。

実験成功後にハッブル望遠鏡で撮影した小惑星ディモルフォスの画像、DARTミッションにより周囲に破片が確認できる(視認しやすいように、丸で囲まれている)

実験成功後にハッブル望遠鏡で撮影した小惑星ディモルフォスの画像、周囲には実験の結果できた破片が確認できる(視認しやすいように、丸で囲まれている) PHOTOGRAPH BY NASA, ESA, D. JEWITT/UCLA



ハッブル望遠鏡が捉えたディモルフォスの画像が公開されました。この画像には、衝突によって生じた多くの岩や破片が確認でき、このミッションの衝撃の凄まじさを物語っています。そして、DARTミッションの成果を証明するものでもあります。

NASAの「地球防衛実験」で驚きの余波が明らかに、小惑星への備えに影響も

地球に映画のような危機的状況が訪れてはほしくないですが、備えあれば患いなし、このDARTミッションでの成果は、次の技術の礎になり、いつか必ず人類全体の役に立ってくれることでしょう!

では、次回もよろしくお願いします。

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