ナッカルビのウラナミ『吸い込まれそうな青』

ナッカルビ

ナッカルビ
湘南生まれ、湘南育ちながら海との接点が乏しい半生を歩む…。 今は自分の趣味より家族を優先しがちな中年です。 会社で教わったSUPを趣味にできたら、うれしいな。IT局所属。

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こんにちは、ナッカルビです。

今日は、海の中に突如として現れる神秘的な地形、ブルーホールについてお話しします。
その美しさと同時に潜む危険性、そして最新の発見についてご紹介します。

 

ブルーホールの魅力と神秘

ブルーホールは、その名の通り、海底に突如として現れる青い穴のような地形です。
周囲の浅い海とは対照的な深い青色が特徴的で、多くのダイバーを魅了してやみません。
エジプトのダハブにある「ブルーホール」は、ある理由で特に有名な場所の一つです。

海岸のすぐ近くにありアクセスしやすいダハブのブルーホール(直径約 60m、深さ約 130m)

海岸のすぐ近くにありアクセスしやすいダハブのブルーホール(直径約 60m、深さ約 130m)、By Petar Milošević – Own work, CC BY-SA 4.0

Wikipedia – Blue Hole (Red Sea) ※Dahab

 

ブルーホールの危険性

ブルーホールは、その美しさとは裏腹に、「世界で最も危険なダイビングスポット」とも呼ばれています。
特にダハブのブルーホールでは、多くのダイバーが命を落としてきました……

現地にある慰霊碑

現地にある慰霊碑、By Дмитрий Кузнецов – Own work, CC BY-SA 3.0

現地には、事故で亡くなったダイバーを追悼する慰霊碑が設置されています。

その事故の中でも、最も有名なのが2000年に起きたユーリ・リプスキーさんの事故です。
その詳細をダイバー視点でまとめてくれている記事があります。覚悟を持ってご覧ください。
命に関わる内容を含むため、心の弱い方はご遠慮ください……私は怖くなって見るのを止めました。

【閲覧注意!】ユーリ・リプスキー(Yuri Lipski)の死の真相

以下はダハブのブルーホールの紹介動画ですが、ただただ綺麗な海に見えるんですけどね……

 

新たに発見された世界最深のブルーホール

そんなブルーホールですが、2024年4月に新たな調査結果の発表がありました。

メキシコのチェトゥマル湾にある「タアム・ジャ・ブルーホール」は、最新の研究により深さが約420メートルにも及ぶことがわかりました。これは、これまで最深とされていた中国の「三沙永楽竜洞」(約300メートル)を大きく上回る深さです。

さらに驚くべきことに、この420メートルという深さでもまだ底に到達していないのだとか……
研究チームは、内陸部の鍾乳洞の構造を参考にすると、さらに深い可能性があると考えています。
世界最深の洞窟であるベロブキナ洞窟(深さ2.2キロメートル超)のような深さを持つ可能性すら示唆されています。

深さ420m超!地球上で最も深い「ブルーホール」が見つかる!

私たちは、これらの神秘的な地形に対して畏敬の念を持ちつつ、安全に、そして慎重にアプローチしていく必要があるでしょう。ブルーホールは、地球の神秘と驚異を体現する存在です。その美しさに魅了されつつも、内包する危険性を忘れてはいけません。まぁ、私は近づきたくもありませんが……今後も新たな発見や研究結果に注目していきたいと思います。

それでは、次回もよろしくお願いします。

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