米山予報士のウラナミ『サーフィンの神と呼ばれる男~360度で体感するハワイの海』

米山予報士

米山予報士
米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

こんにちは。まだ水は冷たいときもありますが、最近はすっかり春〜初夏のような陽気です。

それに伴いコンテストも始まり、CTやJPSAの選手による白熱した戦いをライブ中継で見れるのは嬉しいです!
最近見た映像のなかで印象に残っているのがNHKで放送された「サーフィンの神と呼ばれる男~360度で体感するハワイの海」です。この作品では、ジェイミーオブライエンがパイプラインでチューブライドをする姿を水中カメラマン、空からのドローン、そしてボードに付けたカメラで撮影した映像が見ることができます。

ジェイミー・オブライエンはCT最終戦の「リップカール・プロ・パイプライン・マスターズ」において、2004年に地元ローカルでワイルドカードとして出場し、パイプライン・マスターの称号を獲得した人。普段ツアーは廻ってないものの、成功しているフリーサーファーです。

彼がチューブになる波を探してパドリングをする時に四方八方を見渡している姿はこんなに色々な所を見ているのかと思い、特に波を見極めてテイクオフをする時に50mくらい先に視線があるのを見て驚きました。
陸から波を見てどんなライディングができるかを考えることはありますが、海の中に入ると、波のピークから近いところしか見れません。もっとブレイクの先が見れるようになれば、イメージ通りのライディングを描けるようになるかも、もっと良い波を掴むことができるかもと、ワクワクしました。

エアーなどのライディングの技術だけをみると一生できないのかなとヘコみますが、それ以外でもサーフィンを向上できる部分はありそうです!

また、この作品のなかでは、生い茂る森から木を選び、サーフボードを作る方がいらっしゃいます。その方がハワイにおいてサーフィンとは自然とつながるもの、精神的なものとおっしゃられていたのが印象的でした。ロブ・マチャドさんも、サーフィンとは究極の瞑想、一日10分入るだけでも違うと話されていたことがあります。単なるスポーツではない感覚は分かるような気がします。

僕はまだガラホなのでテレビで見ただけですが、スマホやタブレットを使うとテレビ画面の外側の上下左右まで見ることができ、360度映像が楽しめるようです。タイトルにもあるように、そこが一番の特徴なのかもしれませんが・・・(笑)
機会があったらご覧になってください!

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92779/2779255/index.html

最近の記事

関連する記事