こんにちは。
1ヵ月ほど前、自宅周辺はキンモクセイのかぐわしい香りで満たされていました。
「キンモクセイが香ると冬支度の季節」、家主が寒がりの我が家ではほどなくしてこたつと羽毛布団を解禁しました。
今年も布団から出るのが大変な季節の到来です……。
さて、今回はイカの話をしなイカ。(様式美ですのでご容赦ください)
皆さま、イカはお好きでしょうか?
自分は食べるのもさることながら、見るのが大好きです。

エンペラ(いわゆる「イカの耳」)をゆらゆらさせながら絶えず形や色を変えて水中を浮遊している様子は、さながら宇宙船のようで見ていて飽きません。
形や色を変化させることで、コミュニケーションを図っているのではないかとも言われています。
個人的にはコウイカ類の「なんだよ!」って言ってそうな感じの目つきも好きです。
ところで、イカやタコは「宇宙からやってきたのではないか」という説が囁かれているのをご存知でしょうか。
イカやタコは絶滅したアンモナイトなどから進化したと考えられていますが、正確な進化の過程はあまりわかっていないのだそうです。
また、そのアンモナイトの祖先もどのような過程で進化を遂げたのかがあまりわかっていないようです。
イカは進化過程の謎が多い生き物みたいですね。
これは宇宙からやってきた説も否定できないような……。
実際に「宇宙からやってきた説」を支持する研究者グループもあり、論文も発表されているみたいです。
エイプリルフールみたいな話ですが、実は本当だったりして。笑
ちなみに沖縄に生息している「コブシメ(コウイカの仲間)」は2014年に与那国島で12.4キロのものが釣られ、沖縄県記録になっています。
ここまでの大きさだともはや「ちょっとした宇宙人」ですね…。
そんな宇宙から来たかもしれない?イカですが、少し前に面白い論文が発表されていました。
「イカは好物の夜ごはんのために昼ごはんをセーブする」
Cuttlefish show flexible and future-dependent foraging cognition
→ https://www.repository.cam.ac.uk/handle/1810/301004
この研究では「日中にカニ・夜にエビ」をエサとして与えたようですが、夜ごはんに好物のエビが出ると気づいたイカたちは昼ごはんに食べるカニの量を減らしたそうです。
対照実験としてエビとカニをランダムで与えた場合は、明らかな変化は見られなかったとか。
不機嫌そうな見た目からは想像できない?お茶目な一面があるんですね。
なにかとストレスの多いこのご時世、水族館などで見かけた際は「こんな話があったな」と、ほっこりした気分になってみるのもいいんじゃなイカ。