ミッドタイドのスンバワペリースコープのラインナップ(このあと潮が満ちてきてお約束のGoodWaveに)
残念ですが、今年も湘南への台風スウェルは思い出に残るような良い波は少なかったかと思います。(あくまでも個人の感想です)
いま私は、ここスンバワ島レイキーピーク近くにこの夏に建てた「NAMIDEN HOUSE」でこのウラナミを書いています。(10月22日現在)
こちらに到着してから10日目になりますが、前半はサイズが大きく、毎日頭半~Wサイズありましたが、昨日は一番小さくてたまのセットで胸肩サイズ、そして本日は再びサイズアップしてたまに頭半前後のFun Waveとなっています。
小さくても十分に遊べるセットがあるのがレイキーポイントであり、比較的サーファーが少なく空いているのがレイキー周辺の他のポイントになります。また、レイキーでも風が入ったり、サイズが小さければ空いていることは多々あります。
レイキーのレフトブレイクはスンバワ島が誇るスペシャルな波です。ピークからきちんと掘れてきて、時にバレルにもなりますが、リッピングやラウンドハウスカットバックなども堪能でき、また抜けれなそうでも波が押してくれるので私のようなレベルのサーファーでも走り抜けれてアクションを入れつつ十分にサーフィンを堪能できるワールドクラスのブレイクです。
このレフトを滑りたくて、欧米を中心に世界各国のサーファーがやってくるのは当然だと思います。
話は変わりますが、昨日から隣のコテージにステイする友人の孫さんのご厚意により「Netflix」にはまり、最初はYouTuberで“問題児”のアマチュアボクサー「ジェイク」があれよあれよと6連勝して世界ランク上位のマイク・タイソンの息子?と対戦するドキュメンタリーにどっぷりとはまり一気に見てしまいました。
次にデビッド・ベッカムのドキュメンタリーを見て、かつてのワールドカップ予選のアルゼンチン戦で、ベッカムによる不用意な反則行為によって一発退場処分となり、結局そのベッカムが退場した流れを変えられずにイングランドは信じ難い予選敗退となってしまいます。
その敗因を作ってしまったベッカムは、イギリスのメディアのみならず国民から猛烈なバッシングを受け、本来はベッカムを救済する側のホームチームのファンからも猛烈な批判を浴びてベッカムはどん底まで落ち込んでしまいます。その先はNetflixに委ねますが、イングランドのスタープレイヤーだったベッカムが自国民から半年以上も非国民扱いされていたとは私はまったく知らず、衝撃のドキュメンタリーとして感動して一気に見てしまいました。
あの日本でも人気のベッカムでさえも選手時代には色々とあったんだなぁと感じるとともに、今は妻で元スパイスガールズのビクトリアと三人の息子に囲まれて養蜂家を営んでいるのがとても好感が持てました。
今はマイケル・ジョーダンのドキュメンタリーを見ていますが、帰国したらきっとNetFlixを契約していそうです。(笑) 今更ながらですが、皆さまもきっとはまっていることでしょうね。
波乗りする以外でも有意義に時間を楽しめるのがインターネットの普及によるYouTube、サブスクリプションの映画やスポーツ、そして独自制作のドキュメンタリー番組だと思います。
ここHAPPY HOMEにも強いネット回線が引かれているので、映画やドラマもストレスなく鑑賞することができます。時代は大きく変わりましたね。
先のウラナミでも書きましたが、大げさに言えば9月にかかったコロナ+肺炎で死に掛かった訳ですが、有効な抗生物質のお陰で回復して生き延びることができました。
まだそれから一か月も経っていませんが、ここスンバワで長年付き合っている仲間と一緒に、楽しくまったりとサーフィンライフを満喫していることが今は信じられないですし、本当に心から幸せを感じています。「Life is beautiful」という古い名画がありましたが、生きていて本当に良かったと実感しています。
このあと一旦バリ島に戻って、飛行機でスンバ島に飛んでから新たなボートトリップが始まります。
10月11日に成田を出発して、日本に帰国するのは11月9日になるので、人生最長の約1か月間のサーフトリップになりました。しかもそれで終わらずに、帰国して一週間後には再びインドネシアへのトリップに向かい、11月16日から12月8日にかけてスンバワとメンタワイに23日間サーフトリップする予定です。
ちょっとスケジュールがハード過ぎですし、コロナ+肺炎が癒えたとはいえ65歳の身体がもつのか心配ですが、いま自分の心身は充実しているのでトリップを成就できるものと信じています。
人生は有限であり、サーフィンできる健全な身体も有限です。
12月で66歳になりますが、一日一日、1Round1Roundを大切に、これからも悔いのないSurfing Lifeを貫きたいと思います。
これまでの私のベストライディングは、東伊豆の某レフトのWサイズで天まで届くスプレーを飛ばした(自分のイメージです)バックサイドライディングでしたが、まだそれを上回れるのではないかとその可能性を信じています。
それがいつどこになるのかは分かりませんが、サーファーの基本は“The Day”の時にそこにいることなので、前向きにサーフィン道を突き進んで参りたいと思います。
2024年は、すでに年の4分の1にあたる約3か月間をここスンバワ「NAMIDEN HOUSE」で過ごす計画を立てました。それ自体ものずこくハードで贅沢な事なのですが、やってみたいのと、欲求を実現に移すのとでは天と地ほどの差があると私は思うので、ぜひ実現させて“My Surfing Life”をさらに充実させたいと思います。
人は死ぬときは簡単に死にます。ならばお迎えが来るまでは、環境が許される限りヘタクソなりにサーフィンをとことんやり続けるのみです。
「Surfing Life」は最高に楽しく有意義な生き方なので、仕事と家族を大切にしながら、これからも素敵な仲間と共にさらにピュアに深めていければと心から願っております。(了)