米山予報士のウラナミ『四国・四万十をメインにサーフトリップ』

米山予報士

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米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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こんにちは。ゴールデンウィークが終わり、世間では日常が戻ってきた頃、10日間ほど休暇を取り国内トリップに行ってきました。

国内を1週間以上回るのは初、マイカーも初、車中泊も初でしたので、車を傷つけず帰ってこられるか不安な中、ザーザー降りな雨の湘南からのスタートでした。
出発前の波予想では期間の前半は西日本側に波があり、後半は北日本側の予想でした。目指した先は、北海道・本州・四国・九州のうち、まだ上陸したことのない四国を目指し、湘南から西へ行くことにしました。四国・四万十周辺ポイントは、宮崎や千葉のようにうねりに敏感だと聞いていたので、初の四国は楽しみでした。

最初に向かった伊良湖→伊勢は、肩頭くらいのサイズがあり、東うねりのピークでした。それぞれ初めて入る場所でサーフィンをした後、岡山県の倉敷まで行き、高架線を含むと約13kmになる長い橋、鉄道道路併用橋としては世界最長の瀬戸大橋を通って、四国入りしました。伊勢からのロングドライブで疲れていましたが、初めて通る瀬戸大橋や橋の先に見える四国が見える頃、ちょうどサンセットが重なり、興奮して疲れが吹っ飛びました。

香川県に入ってからはすでに夜になっていたので感覚が変になっていたのかもしれませんが、2時間かけて長いトンネルを100kmくらいず~と下っている時は、地中の深部まで到達するような感じでゾクゾクしました。トンネルを抜けた時は、高知の市街地の明かりでホッとし、少し休憩してからさらに下り、四万十に着いたのは深夜でした。「ビオスおおがた」という道の駅で車中泊、夜が明けると、この旅で初めての晴れとなり、雨の出発でしたが目的地に着いてからは天気が気分を盛り上げてくれました。

太平洋側のポイントではうねりが徐々に弱まっている所が多く、少し心配でしたが、四万十での滞在期間中は腹胸くらいのサイズをキープし、広いビーチを中心にリーフもあり、場所や時間帯を選べば人はまばらか無人のピークでした。土日はサーファーが増えたのものの、十分楽しめるコンディションでした。日中はオンショアが入る日が多く、朝夕にサーフィンをして、昼は坂本竜馬が昼寝をしていたとされる四万十川沿いで寝たり、神社を回ったりしました。
 
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ダラダラと過ごしていると、鎌倉から20年前に四万十に移り住んだサーファーの方に遭遇。市街地から足摺岬方面に進んだ所にある「大岐の浜」が最高との情報を聞き、速攻で向かいました。着いてみると、天然の防砂林、山、川、海しかない海外のようなロケーション。四万十の中でも特に透き通った水に広いビーチでピークがいくつもあり、アウトからインサイドまで長く乗りつなげる波はここ最近の中で一番のサーフィンでした。
 
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休みの期間中ギリギリまで居座ろうかと迷いましたが、南うねりがアップする予想でしたので、他の場所へ移動し、四万十での滞在を終えました。やはりサーフィンをしながら回れる旅は贅沢でした〜!
 
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