きよひろのウラナミ『「読む湘南④」江ノリンピック・ムーブメント!』

写真1(江ノリンピック盛上げ隊提供)

「素晴らしい会場。成功疑いない」

2020年東京オリンピックのセーリング会場となる江の島ヨットハーバーをIOC副会長らが視察し感想を語りました。東京オリンピックについては不正招致疑惑など暗い話が多かったなか、今回は地元としても嬉しい話題でした!

さて、前回のウラナミでは江の島オリンピック問題として、島内のスペース不足、ヨットの移動先確保、選手団の宿泊施設不足、交通渋滞、漁業補償など、今後解決しなければならない問題を取り上げました。

この解決策を考えようと市民レベルで動き出したプロジェクトが「江ノリンピック・ムーブメントby江ノリンピック盛り上げ隊」。今回は「江ノリンピック盛り上げ隊」の紹介と、実際に私が参加してみたイベントをレポートしたいと思います。

江ノリンピック盛り上げ隊って?

「世界中の人々が来る祭典に自ら積極的に関わってとことん楽しもう!さらに五輪後に繋がる課題解決のアイデアを!」をキャッチフレーズに昨年の11月から活動しているグループです。

写真2(江ノリンピック盛上げ隊提供)

どんなイベントだったの?

4月10日(ヨットの日)に島内のヨットハウスで開催された第2回の江ノリンピック・イベントに参加。当日は、「オリンピックを盛り上げたい!」「セーリング競技について知りたい!」「ヨットに触れてみたい!」という方々、約50人が集まり、江の島ビール片手に楽しみました。

イベントでは、「みんなでオリンピックを盛り上げる方法を考えよう!」をテーマに、2つのプロジェクトを題材にブレインストーミングを行いました。そのうちの一つ、「なぎさの駅プロジェクト」をご紹介します。

夏場の国道134号はいつも大渋滞!それを解決するためのアイデアとして、海沿いに「道の駅」ならぬ「なぎさの駅」を設置して、陸を海上交通で結ぼうというのがこの「なぎさの駅プロジェクト」です。

これは、NPO法人「湘南ビジョン研究所」が5年前に提言した「湘南都市構想2022」のプロジェクトの一つ。4年後のオリンピックまでに実現しようと、江ノリンピックの参加者からアイデアとメンバーを募っていました。

出てきたアイデアは盛りだくさん!

「新鮮な湘南野菜や魚が並ぶビーチマルシェを各駅につくりたい」「ランニングやサイクリングのステーション。シャワーや着替えができるところがほしい」「ライフセーバーの拠点にして、オーシャンスクールを開催したい」「なぎさの駅の海中レストランでデートしたい」「シーバスで各駅を移動しながら花火を見たい」「なぎさの駅をアートの拠点にして、駅ごとに作品を展示したい!」など、参加者がイキイキして発表する姿が印象的でした。

こうやって少しずつ地元の人達がオリンピックに関心を持って楽しみながら関わっていくこと。そして、徐々におもてなしの心を醸成していけば、きっと盛り上がりオリンピックは大成功すると思います。

「なぎさの駅」が本当に実現すれば、交通渋滞と漁業補償の問題も解決できるかも!?

今後の江ノリンピック盛り上げ隊の活動に注目です!私も自分にできることを一つずつやっていき、オリンピック後に残せる湘南のまちをつくっていきたいです。

■江ノリンピック盛り上げ隊
http://enolympic.com

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