岡野予報士のウラナミ『オリンピックの波はどうなる!?』

岡野予報士

岡野予報士
サーフィンを初めて、天気図などに興味を持ち、気象予報士資格を取得。その後、バリへ移住しサーフィンスクールで3年程就労しました。波伝説の予報士として、波情報はもちろんワクワクするような情報も提供させていただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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こんにちは。

もうすぐ東京オリンピックが始まりますね。
サーフィンの部は、一宮町の志田下(釣ヶ崎海岸)にて、7月25日~8月1日のうち4日間で行われる予定(予備日あり)となっています。

さて、この時期の波はどんな感じたったのか、過去のデータを元に調べてみました。

まずは、オリンピック時期の過去四年間のサイズです。
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年によってまったくバラバラですね。

2020年は、25日から梅雨前線が東北地方にあり、太平洋高気圧の縁を吹く南西風が吹き、うねりも弱い状態でした。29日に前線が関東を南下し、東海上の低気圧による東寄りのうねりが反応しています。
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気になるのが、2018年と2017年の頭以上のサイズですが、要因は台風や熱帯低気圧によるものでした。
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実は2019年の7月27日も台風が衰弱しながらも関西方面に上陸していました。ただ、うねりの向きが南西寄りのため、志田下には入りづらかったようです。

たまたまかもしれませんが、この期間は台風のうねりが入りやすそうです。
是非とも、後世にも残るような波でのオリンピックを期待したいものです。

それではまた。

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