服部予報士のウラナミ『自分の夢を他人に伝えることができますか?』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

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いつも自分は表彰台の上に居て、表彰楯を持った右手を高らかに上げている。会場には多くの選手やお客さん、試合関係者が自分の優勝を祝ってくれている…それは、別にサーフィンだけでなく小学校の駆けっこでも良いし、文科系なら何らかの大会でも良いんですが、一度くらいは「1番」を夢見た事はないでしょうか?

つい最近、ふと目にしたテレビ番組に、自分の後輩や同僚がフードライターやNHKのアナウンサーとしてテレビに出ている姿を目にする機会がありました。一緒に働いていた頃は大学生のアルバイトでしたが、時間を経て、こんな風に(画面を通してだけど)再会するとは…思いがけない出会いに興奮を感じ、その一方で焦りを感じた瞬間でした。

会社に守られて、何となく仕事の忙しさに身体を任せて、単なるルーチンワークで1日を終えてはないだろうか?自分の成長に繋がるような事はできているだろうか?同僚や後輩には、成長に繋がるような環境作りができているだろうか?など。

そう言えば、偶然の再会を果たした子たちのアルバイト時代の頃、当時から明確な夢を抱いていたような気がします。他人の夢を覚えているくらいだから、おそらく、その子たちのアタマのなかには、例えば自分自身が将来どういった場所で、どんな格好で、どんな人達と一緒に、どういった仕事をしている…などのイメージがあって、そのイメージは、そっくりそのまま他人に伝えられるくらい描けていたんだろうなと。

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「夢をしっかりと描けてる人は強い」ですね。以前勤めていた職場の社長も、オープン前の店舗前に立って目を閉じたら、たくさんのお客さんが来店しているイメージが”うわっと浮かぶ”と、熱く語っていたものです。いまその店は、田舎にありながらも、連日予約で埋まる、まさに行列のできるレストランを経営しています。

「何がやりたいのか」「その夢は、ちゃんと描けているのか?」「夢に向かって、いまはどの位置にいるのか?」「なにが足りていないのか」…一日一日、ひとつひとつ結果を出しながら、成長できたら良いですよね。

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