こんにちは。11月に幕張メッセで開催された『Inter BEE』というメディアとエンターテインメントの総合展示会に参加して以来、興奮がやまないMINです。
同展示会に参加したのは僕は今回が初めてでしたが、様々な企業が出展している中で、その中心となっていたのは8K映像関連の出展でした。8K映像を撮影する機材、それを映すディスプレイ、その巨大なファイルを伝送する技術など様々です。
8Kが何なのか、情報としては頭の中に入ってきてはいるものの、その凄さや目指している世界を想像することができず、「8K?それっておいしいの?」という感覚でした。
そう、会場に行くまでは。
It’s a Sony
会場で何が一番印象的だったかと聞かれれば、「ソニーの巨大ディスプレイ」と即答します。
そのディスプレイについてあとで調べたところ、ソニーの「crystal LEDディスプレイシステム」を用いたもので、サイズは440インチ、寸法は幅約9.7m×高さ約5.4m。このディスプレイの美しさに度肝を抜かれました。
同社が展示するHall 7に足を踏み入れた瞬間、遠くのステージでサンバのライブをやっている様子が目に飛び込んできて、すぐにそこへ近づいていきました。
そこを目指して歩くうちに、音が無いことに違和感を感じて、さらに近づくとそれが映像であることに気が付きました。
「え? 映像だったの?」と、つい独り言を発してしまいました。そして次の瞬間、「It’s a Sony」という、あのコピーが頭を駆け巡ったのです。それはソニー製品の一つだよと、無言のメッセージを受け取りました。
これがソニー。こういう感動を与えてくれるのは、他でもない、やっぱりソニーなんですね。
このディスプレイの凄さについて、はずかしながら僕のボキャブラリでは表現しきれそうにありません。こちらの記事が、僕が受けた印象をストレートに表現してくれていましたので、ぜひご参照いただければと思います。
約440インチの8Kディスプレイ。これはもはや「壁」だ
8K映像の一番の魅力は、そこに収められた膨大な情報量から生み出される臨場感や美しさです。それらを存分に引き出すことのできるこのディスプレイは、実は数年前から存在しています。また、今年から企業向けレンタルも開始されていて、今後、ライブビューイングなどの場で活躍されることが想定されているそうです。
こんなに美しいディスプレイでライブビューイングできるのなら、会場に行けなくても相当に盛り上がること間違いありません。これからのライブイベント、Tokyo2020、楽しみですね〜!
追記(20.Feb.2019)
後日、ソニーの担当者に購入+設置コストを伺ったところ、最小サイズである110インチのフルHDのディスプレイ(大きさはは横2.4m x 縦1.3m)とそのコントロールユニットおよび設置費用を含めて3〜4千万円程とのことです。
実際に、Inter BEEで設置されていたディスプレイは、横に4倍、縦に4倍ありますので、単純計算すると上記の16倍、つまり6.4億円ほどになると考えられます。
ただし、このデイスプレイの移送と設置のコストは単純に倍々の計算にはならないそうで、購入から設置完了までのコストはもっと大きくなる可能性があるそうです。
また、運用するにはメンテナンス契約も必要ですし、映像調達コストも考えると、ランニングにかかるコストは相当額になるようです。