東北地方へのご挨拶回りでお腹が出るほど太った筆者☆加藤(大粒の涙)
皆さん、今年の台風スウェルを満喫されていますか?
これまでの所では、私は思うように波乗りすることができていません。
創業30周年の感謝を伝える全国のレポーターさんへのご挨拶回りとして、全国を10エリアに分けてそのうちの4エリアはすでにご挨拶が終わりました。
これから10月末にかけては、毎週のように残りの6エリアのご挨拶回りが続きます。
8月末の台風10号の際は、湘南に台風からのスウェルが入り始めた8月26日(月)の早朝に辻堂にある本社を出発して、29日(金)までの4日間で秋田~青森~岩手~宮城と東北地方をご挨拶回りしたため、その間は地元湘南で波乗りすることができませんでした。(涙)
さらに、日本海側の秋田周辺の海はフラットで、水がきれいで人が空いていて魅力的な青森県や岩手県の太平洋側でもスモールサイズでした。
最終日にようやく仙台新港で、台風10号から届いた肩~頭サイズを当てて楽しむことができたのでした。
波情報を生業としていても、社員のシフトがあるため、波に合わせてサーフトリップすることは叶わないため、おそらく皆さまと同様にトリップの日程が先に決められるため、必ず波を当てられる訳ではなく、外してしまうことも少なくありません。
しかも、今回は創業30周年の感謝を伝えるご挨拶回りのため、長年お世話になっている現地のリポーターさんとの会食が毎晩続きました。中には20年以上お会いしていなかった方もいらして、かつてのダイヤルQ2時代(有料音声テレフォンサービス)の昔話で大いに盛り上がったりもしました。
また、東日本大震災直後は海沿いの街やポイント周辺が激変してしまったため、多くの犠牲者をもたらせたためにサーフィンどころではなく、リポーターの皆さまも将来に不安を感じていらしていたため、明るく仲良く会食をすること自体が憚(はばか)られた状態でした。あれから13年余が経過して、高い堤防が出来上がり、そのすぐ背後地には住宅は建設できない規制は掛かりましたが、サーフポイントの前には舗装された広い駐車場が整備され、さらに綺麗な水洗トイレなどが建設されていました。
また、宮城県の荒浜海岸には広大な芝生広場に加えて、無料で使えるパークや3×3ストリートコート(片面バスケット)、さらに野球場まで整備されて活況を呈していました。何よりもリポーターさんを始め、地元の皆さまが明るく前を向いていたことに、とても感動しました。今回の出張で一番嬉しかったことです。
もう被災地というよりも、海沿いが再整備されてリニューアルされた新たな魅力を抱いた東北の太平洋岸だと言って良いと思います。また、復興工事のために作られた高速道路が綺麗に整備されて「三陸道路」として開放されていますが無料のため、現地のサーファーの移動範囲が広がったそうです。このコラムをお読みになった皆さまにおかれましては、ぜひ秋の東北トリップを前向きに検討されてください。もう現地の受け入れ態勢は万全です。ぜひ復興道路を上手に活用して、美味しい東北の秋の味覚と地酒を楽しみつつ、良い波を当てて、現地にサーフリズムによる経済的な効果をもたらせて欲しいと思います。
なお、リポーターさんとの会話が弾んだのと、東北の美味しい料理と現地の地酒とのコラボレーションにより、毎晩たくさんたくさんのお料理と地酒を頂戴してしまいました。
このため、帰宅して風呂上りに体重計に乗ったら……『ヤッベエ~!!!』と絶叫してしまうほど体重が増えてしまっていたのでした。当然と言えば当然なのですが……(大粒の涙)
私のような老人ショートボーダーにとって体重の増加は最悪なことです。浮力が落ちてパドリングが遅くなり、結果的に波を掴めないことも多くなり、さらには立ち上がる動作も「よっこらしょ!!」と緩慢になって波に置いてきぼりになり、悪いことばかりです。また、孫からもお腹を突(つつ)かれて…
9月に入って少し涼しくなってきたので、強制的に週7日の初動負荷トレーニングと夜間のウォーキングを自分に課し、速やかに減量して悔いのなきよう次の台風スウェルに備えたいと思います。
簡単に体重が落とせる方法があれば、ぜひ皆さまから教えて頂きたいのですが、サーファーにとっての減量はやはり運動療法と食事・アルコール制限がベストですよね。トホホ…。(了)