☆加藤のウラナミ「インドネシアで魔女の一撃!?を喰らう」Vol.2

☆加藤

☆加藤
会社の創業者兼代表です。 波乗りと海と雪山が大好きなサーファーです。 地球温暖化による悪影響は、アウトドアをフィールドにするサーファーや釣り人、またバックカントリーを楽しむパウダー愛好家にとっても、ここ10年は加速度的に環境が悪化していると思います。 我々は高精細な気象情報・海象情報を提供し、海を安全安心に過ごして頂けるサポート役でしたが、今後はもっと大きなテーマを考えねばならないと強く感じています。 微力ながら、年々悪化している豪雨、暴風、高波浪、洪水、高潮などに対して、事前に予報して災害による被害や事故を少しでも減らせるよう精進して参りたいと思います。 一方、初動負荷トレーニング®の指導提携施設を湘南辻堂と横浜東戸塚で運営していますが、気象と健康とで関わり方は異なるものの、地域住民の幸せづくりに貢献する仕事に変わりはありません。しかも日々会員さまのスマイルを直接見れることで、我々の方が逆に元気を頂ける素敵なお仕事に感謝しかありません。前期高齢者の自分が今もアクティブに活動できるのは初動負荷トレーニング®の賜物です。 個人的には、サーフトリップや雪山のコラムが多くなりますが、素晴らしい自然環境の恵みを享受する喜びを少しでも皆さまにお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

名称未設定のデザイン (1)

海はとても綺麗なのですが、よもやのドフラットとなったシークレットポイント

【貸切サーフィン&Good Waveが期待されたサーフトリップから地獄のサーフトリップへ】

インドネシアの某島に着いた翌日にシークレットポイントでサーフィンしましたが、潮の動きでごくたま~にモモ前後サイズが数本割れたのみで、私はわずか3本斜めに滑っただけでした。
そして翌日はうねり自体が完全に無くなってしまいました。旅の後半はスンバワ島に渡ってレイキーポイントなどを攻めるつもりだったので、それに備えて仕方なくパドリングトレーニングを40分間しました。
そんな厳しい現実の中で、翌朝起床してから日課となった朝の瞑想を20分間行い、何気なく部屋の床に落ちていた小さな紙くずを拾おうとしたら、腰に「痛タタタタタ~!!!」とよもやの“魔女の一撃”を食らってしまったのでした。(大粒の涙)
この旅の始めにバリ島に着いた翌日、グリーンボウルで肩頭サイズのややつながり気味のライトブレイクを2時間くらいサーフィンしたものの、ライドしたのはわずか6本だけでした。
よって、今回のサーフトリップでは合計9本しか乗れておらず、しかもまともなアクションはほとんど無かった悲惨なものとなりました。

シークレットポイントでの集合写真(左からSonさん、ノブさん、地福君、☆加藤)

シークレットポイントでの集合写真(左からSonさん、ノブさん、地福君、☆加藤)

ドフラットのシークレットポイントにガッカリするメンバー

ドフラットのシークレットポイントにガッカリするメンバー

波が無さ過ぎておかしくなってしまった主催者のノブフク君

波が無さ過ぎておかしくなってしまった主催者のノブフク君

このままでは皆に迷惑を掛けるので、バリ島に戻った際に、知る人ぞ知るウルワツ近くとジンバランにある整体二か所で痛みを我慢して施術してもらったのですが、悲しいかな回復は一時的でした。(涙)

ウルワツの近くにある整体。Magic Handsの名の通り、施術後は良くなったのですが...

ウルワツの近くにある整体。Magic Handsの名の通り施術後は良くなったのですが…

バリ島ジンバランにあるGod Handと言われる怪しい!?整体に行くも、痛かっただけで結局ギックリ腰は治らず…(涙)

空港内の移動は意外と歩く距離が長いので、5mも歩けない私は航空会社のカウンターで「Car Chair Please!」と言うも伝わらず、身振り手振りで何とか車椅子を用意してもらいました。
あとでスマホで調べたら、英語で車椅子のことは「Wheel chair」(ウィールチェアー)ということを知りました。生涯私は「Wheel chair」という単語を忘れないと思います。
インドネシアの国内線ターミナル内の移動と、バリ~成田までの国際線航空カウンターから飛行機の搭乗口まで、そして成田の機内から出たところから税関検査場まで、ずっと航空会社のスタッフが車椅子を押し続けてくれました。私の他にも二人の高齢者が車椅子を使っていましたが、ギックリ腰になって初めて、そのような航空会社の優しいサービスを体験することができました。

【今後のリハビリ計画】

ギックリ腰になる50歳以上の患者の大方の傾向としては、加齢、元々身体が固いタイプ、身体の冷えに鈍感なタイプ、腹筋と背筋のバランスが悪くなっている(サーファーあるある)、脊柱管狭窄症やヘルニアなどの既往症のある方などがあげられるようです。
ただし、お相撲さんは100~150kg以上も体重があって腰に負担がくるはずなのにギックリ腰になる力士がほとんどいないのは、股割りなどで腰椎や股関節をかなり柔らかくしているのが一因と言われています。
私の小学校時代の夢は、マット運動の開脚前転を綺麗にゆっくりと回れるようになることでした。私の股は90度も開かないくらい股関節が固いので、マット運動のテストのときは少し走って勢いを付けないと開脚前転ができませんでした。体育の成績はほとんどが5でしたが、体操の跳び箱やハンドスプリングは得意だったもののマット運動だけは大の苦手でした。

加齢による頸椎(首)や腰椎(腰)の硬さによって、一部の脊柱管に力が加わり、閉塞した脊柱管が中を通る坐骨神経などを圧迫して、腰椎はもちろんのこと、股関節や下肢の痛みやしびれを発症させているようです。
バックカントリー(スノーボード)のツリーランで、若い木と枯れ木に当たってしまった時に、若い木は強いしなりがあるためケガにつながることが多いので十分注意が必要ですが、枯れ木は簡単に折れてしまうのでぶつかってもケガに至ることは少ないのと似ているかもしれません。私のような65歳以上の前期高齢者は枯れ木とは言いませんが老木に例えることは致し方ないことなので、老木であってもしなること=柔軟性のメンテナンスはとても大切だと痛感しました。
頸椎、腰椎のみならず、肩回りや股関節、上体や下肢、ヒザや足首の柔軟性を生涯キープし続けるために(できれば向上させたい)、初動負荷トレーニングはもちろんのこと、起床後と風呂上りに入念なストレッチと簡単な自重を使ったトレーニングを自分に課すことを決めました。

初動負荷トレーニングマシン「クラビクル」(鎖骨という意味)で可動域を拡げる☆加藤

初動負荷トレーニングマシン「クラビクル」(鎖骨という意味)で可動域を拡げる☆加藤

また、今後はサーフトリップ先でも毎日ストレッチだけは続けることを自らに厳命しました。日本から現地に到着するまでの長時間に及ぶ飛行機内の同じ姿勢が、腰や下半身の筋肉を硬直させてしまいますからね。
67歳にして初めて、朝夕の瞑想とストレッチ&トレーニングを自分に課しますが、人生を歩むうえで一番大切なサーフィンを続けるために、またできればショートボードに乗り続けるためにも最低限必要なタスクだと思っています。今回のギックリ腰を“ケガの功名”にできればと願うばかりです。

50歳代以上のサーファーの皆さま、特に車やバイクで通勤して、ウォーキングやジョギングをせずに腹筋・背筋のバランスが悪くなっている方(サーファーはパドリングでどうしても背筋が強くなる)などは、ギックリ腰予備軍と言えるので積極的な予防策として上記のことを参考にして頂ければと思います。
50歳以上のサーファーにとってのサーフィンは、“サバイバル(生き残り)ゲーム”です!!!
腕が上がらない、肩が回らない、腰が痛い、股関節が痛い、ヒザ・足首が痛い、目が見えない!?… 皆さま50年以上も生きているのですから、何処かに古傷を抱えているのは致し方ないことだと思います。古い車と付き合うのと同じで、いかに“クラシックカー”を大切に扱い、マメにメンテナンスすることを強く求められるのだと思います。

いつかはサーフィンを岸から見る側に回ってしまうかもしれませんが、できれば一日でも長く、周囲からは「いつまでも元気ですねぇ、まさに鉄人ですね~!!!」と言われて天国に召されていきたいものです。(笑)
今日からみんなで“鉄人サーフィンライフ”を目指して参りましょう!!! (了)

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