唐澤予報士のウラナミ『氷点下で汗まみれ!』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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今年も帰省がてら北海道のニセコに行ってきました。

ご存知の方も多いかとは思いますが、ニセコにはオーストラリアを始めとした諸外国の方が上質のパウダースノーを求めて来られています。自分がよく行くローカルチックなスキー場でも、約2/3は外国の方といった感じです。

このスキー場では、自己責任の元で、スキー場外での滑走が許されています。自分も新雪・深雪を求めてスキー場の規制エリア外に出ていきます。いわゆるバックカントリーへのハイクアップです。このハイクアップですが、ひじょーーーーーに疲れます。雪山を登山されたことがある方はお分かりになるかもしれませんが、ヒザよりも埋まる雪の上を歩くのは、とても大変です。

しかも。
スノーボードを背負ってとなるとさらに大変です。

サーファーなら誰しもが砂の上を歩いたことがあると思いますが、雪をかき分けて歩くのは、砂の上を歩くよりも数倍疲れます。ヒザまで水に浸かった状態で歩き続けるのと同じくらい疲れます。

なので、雪の上をハイクアップしていると、氷点下でも汗だくとなってしまいます。この汗が冷えると体温を急速に奪い、凍傷になってしまいます。ハイクアップをするときは、発汗性の良いウェアを身にまといつつ、上着を脱ぐこともしばしばです。

そのような思いをして見ることができるのが、タイトルにある写真です。波の風景も神秘的ですが、氷点下なのに汗を書きながら見る雪山の景色も最高ですよ! ちなみにこの後はスノーボードでライディング。写真の右真ん中付近にある雪庇(せっぴ;雪の飛び出した所。英語ではウィンド・リップと呼びます)からは数メートル下にドロップインして飛び出しました。気持ち良かったー!

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