こんにちは、上條将美です。
ついこの前までは、「防寒グッズなどを駆使して寒くてもサーフィンを続けましょう!!」的なウラナミの冒頭を書いていましたが、一気に本格的なサーフィンシーズンに突入し、場所によっては早くも台風からのスウェルも入りましたね。また、気温も夏日となった所もある今日この頃、皆さんはどうお過ごしですか。

さて、早くも場所によっては台風スウェルがヒットし、シーズンへの期待が高まりますよね。
その一方で、大きい波、と言ってもそのサイズは人それぞれですが、挑戦の時期でもありますよね。
大きい波に挑戦するときの一番の不安・恐怖は何でしょう？
おそらく、多くの方が大きい波に巻かれた時の苦しさでしょう。

もし、いくら長く波に巻かれても苦しくないとしたら？
浅いリーフで危ないポイントでない限り、「いくらでも息が続き苦しくないなら？それなら自分ももっと限界を攻めていけるのでは」と誰でも思いますよね。
もちろん、そんなことは一朝一夕にできることではないことは皆さんが身をもって知っていることですよね。

プロサーファーに限らずトップアスリートと言われる人たちは絶え間のない日々のトレーニングの積み重ねによって少しづつ課題をクリアしていっています。
それは、サーフィン界の生きる伝説、ケリー・スレーターも一緒で、今でも向上できるように努力、研究をしています。
一時、日本のあるCMで、寒い中で上半身裸でトレーニングをしているある人物の映像が流れたのは自分も記憶していましたが、その時は、「世界には変わった人がいるもんだな～」くらいな感じでした。その人は、ヴィム・ホフという方でしたが、その人は寒い中でも免疫力を高めることができ、スポーツ的においても重要な呼吸法をしているとのことです。
ここでは細かい解説は省きますが、そのセミナー体験をしたケリー・スレーターは体験中に失神してしまいます。
トレーニングの内容も大事ですが、生きながらに”神”となったケリー・スレーターが今なお自分を向上させようとしているその向上心に驚かされます。

このように、波に長く巻かれても苦しくないようにするためには、日々のトレーニングが欠かせないことは誰でもわかることです。
でも、トレーニング、ダイエット、など日々の積み重ねが必要なことがわかっていてもなかなかできないものですよね。
勉強でも仕事でも人生においても、簡単な方法で色々なことが克服できるなら誰でもやっていますよね。

ただ、何にでもちょっとしたコツのようなものはあります。
波の巻かれ方でもそうです。波に巻かれているときに焦ってもがいたり、パニック的になってしまうと脳に酸素を持っていかれて余計に苦しくなってしまいます。
少しでも苦しくないコツとしては、巻かれている最中に焦らす慌てず冷静でいること、ただそれだけです。
ジョン・ジョン・フローレンスは、大きい波に巻かれているときに、遊園地のアトラクションに乗っているいるような感じで楽しむようにしているそうです。
実際、自分の経験を考えても焦らず冷静でいられたときはいつも以上に息が苦しくないです。
トレーニングの積み重ねと違い凄くシンプルなことで、やろうと思えば誰にでもすぐに可能なことです。
ただ、いつもいつもできるかというと、そんなに甘くもないです。
でも、これを覚えておくことで、できたときはいつもより巻かれていても苦しくないので、参考として頭の中に入れておいて損はないと思います。
もちろん、日々の積み重ねができる人はそれに勝ることはありませんが。
努力、練習は決して嘘はつきませんので。
でも、やはり少しでも楽な方法を求めてしまうのが凡人ですよね～。