ハンマーのウラナミ『石巻市 十三浜大指漁港レポート』【前編】

ハンマー

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ハンマー:学生時代はウインドサーフィンが大好きで海に没頭。しかしバブル崩壊とともに遊んでばかりじゃイカンと自然と海からも遠のいでいました。現在の趣味は40過ぎから始めた空手で、強くしなやかに動けるカラダを追い求めています。仕事は営業と経理事務を担当。

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7月初旬に社員研修で、宮城県の石巻に行ってきました。
研修の目的は、震災から7年が過ぎ、漁業の現場にいる漁師さんから現在の状況を聞いたうえで、海快晴のフィールドプロモーションをすることです。

今回の研修グループは4名でしたが、私以外は「波伝説」チームです。
「波伝説」チームとは仙台から別行動となり、1人でレンタカーに乗り込み石巻へと向かいました。

借りたレンタカーは格安のもので、軽自動車の中古車だそうです。ナビもETCも付いていませんでした。
石巻へはスマホのナビアプリを頼りに、海岸線ルートを走行するはずでしたが、なぜか山の中で右往左往…。

やっとの思いで松島海岸に到着し、その後は海岸線を石巻漁港へ向かって走行しました。
海沿いを走行しましたが、釣り人を全く見かけません。小さな漁港もあるのですが、漁師さんも休憩中なのか、誰にも会えません。

それでも宮城県が誇る石巻漁港に行けば、何とかなるに違いないと祈るような気持ちでした。
松島からは30分ほどで石巻漁港に着いたので、漁港周辺を見て回ったのですが、どこをまわっても漁業関係の方には会えませんでした。

震災で被災した石巻漁港でしたが、現在は堤防・桟橋・岸壁・冷凍倉庫・セリ市場などのインフラ設備は、回復しているようでした。震災後、漁業関係者の方も津波を避けるため住居を高台に移動したので、漁港近辺は工場地帯のようです。ひっそりとしていて生活観を感じませんでした。

たくさんの大型船が停泊している石巻漁港でしたが、どこを回っても閑散として人影がありません。このままでは誰にも話を聞けないのではないかと、不安になりました。

そこで思い出したのが、石巻市北部の北上川河口にある十三浜です。
実は私は2年前に「漁業体験実習」のために、その十三浜の大指漁港に来たことがあり、当時は漁師さんの家に住み込みをして、早朝から船に乗って漁のお手伝いをしました。

有給休暇を利用した一週間という短い期間でしたが、定置網漁の水揚げや仕掛け網漁、そして加工場の作業など貴重な経験をさせていただきました。

海に出られない悪天候の日には、畑仕事を手伝ったりもしました。
ほんの少しですが漁業がどんな仕事なのか、漁師さんの生の声を聞きながら、その生活を知ることができました。

十三浜へは、石巻市の中心地から北へ車で1時間ほど走らなければなりません。
どうしても現場の声を聞いてみたいので、ご挨拶を兼ねて久々に尋ねてみることにしました。

【続く】

Byハンマー
 
 

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