☆加藤のウラナミ『忘れたころに見つかる話も良くある話で…』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

シルバーのカサ

先日、お気に入りの“傘”を紛失してしまいました。

元々私は想像力は豊かなようですが、記憶力がとても弱くて、カードゲームの“神経衰弱”は大の苦手です。小学5年の孫には、未だ一度も勝てたことがありません。(涙)

そんなメモリーの少ない私に忘れ物の事件がおきました。
最近お気に入りの傘を見かけていないな~!?
もしかしたらどこかに傘を忘れてきてしまったのかなぁ?

これまでにも傘を何本も置き忘れて失くしているので、ここ10年くらいは少しだけ贅沢な傘を購入して、傘を持ち歩く時には多少は緊張して忘れないようにしていました。
結果的にその効果は今でも続いていたのでしたが…

見つからない傘は、骨の数が24本と多いため、強風時のサーフチェックでも傘がおちょこにならず、また他人の傘と区別がつきやすいように目立つシルバーカラーにしたお気に入りの傘だったのですが、ついに失くしてしまったかぁ? 悲しいなぁ~。
もしかして認知症が始まっていたり…そんな訳はないはずだけど、お年寄りはみな最初は自分が認知症となったことを認めないのが常だからなぁ~。いよいよ俺も?(大粒の涙)

 

もう一度、自宅、車、会社、そして毎日のように通っているワールドウィング湘南も探したものの、残念ながら見つかりませんでした。

そのうえでメモリーの少ない脳を最大限に働かせて出てきたのが、雨が降った時に立ち寄った茅ケ崎のお蕎麦屋のSさんでしたが、『そのような傘の忘れ物はありませんね』との事でした。トホホ…(涙)

以前に聞いた友人の名言が思い起こされました。
『忘れ物とは(そのことを)忘れちゃっているから忘れ物なんだよ。』まさに名言です。

家族にも訴えて、
俺、    『俺のシルバーの傘を知らないかなぁ~!?失くしちゃったみたいなんだ。』
カミさん、『最近、雨の日に傘を持って行ったお店は?』

俺、    『思い出したお店は聞いたんだけど、無いって。』

仕方がない、もう探すのを諦めて近日中にデパートで新しい傘を買おう、と思ったその時です。

カミさん、『シルバーの傘あるじゃない。これじゃないの!?』
俺、   『あった、それだよ!!! えっ、どこにあった?』

カミさん、『下駄箱の扉の内側の傘入れよ~』
俺、   『なんでそんな所にあったんだ? 俺は絶対にそんな取りづらい場所に傘を入れた記憶はないよ~!!!』ちょっと“記憶”という単語を使うことに内心はビビりながら…

カミさん、『あっ、ごめんなさい。私が入れちゃったかも? だってぇ、(俺がいつも傘を掛けていた)あそこは傘掛けではないから…』
俺、   『そんなぁ~、俺だけでなく子どもたちもあそこに傘を掛けていたじゃん。下駄箱の扉の内側の傘入れは、取り出しづらいんだよ~』
カミさん、『そうなの?』
俺、   『この4日間、俺はずっと傘を探して一番嫌いな記憶を呼び起こす作業をしていたんだよ。その時間を返して欲しいくらいだよ。』
カミさん、『ごめんなさ~い』

下駄箱の傘立て

井上陽水 作詞作曲 『夢の中へ』
探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?
(中 略)

探すのをやめた時
見つかることもよくある話で

踊りましょう 夢の中へ

行ってみたいと思いませんか?
うふふ~うふふ~うふふ~さあ~

これからの本格的な梅雨のシーズン、皆さまにおかれましては傘の忘れ物でお困りになりませぬよう、お気をつけくださいませ。(了)

 

最近の記事

関連する記事