夏・・・そうサマー!言い方を変えただけですが、水温が高くなりトランクスなどの軽い装備で海に入れ、男は攻撃力が上回り、女子は防御力が下がるというとても素敵な季節ではあります。
ただ、この夏というモノを甘く見ると、それこそ地獄を見ます。というか地獄見てきましたけど!
はたして何地獄なのか?どこにあるのか?これからご説明いたします。
その日は、茨城っ子の自分としては珍しく千葉へトリップに行った時のことです。久しぶりの一人トリップでWakuWaku・DokiDokiでした。
場所は千葉北サンライズ。我らが波伝説千葉オフィスがある場所です。
いつものように着替え、少し違和感を覚えつつも時間もないので早速海へGo!
途中で違和感の正体に気がつくも、まあ何とかなるさと見てみないふりをしました。海は空いていて、見た目よりも遊べるコンディンにUki−Ukiでした。
そして太陽も顔を出し、天気も晴れてきた!暑い!夏!トランクス最高!しかし、違和感から目を背けなくなるくらい燦々と照りつける太陽・・・太陽・・・暑い・・・いや熱い・・・でもキットダイジョウブ、バンテリンアル。
そう、違和感の正体はビーサンでした。そう忘れたのです。千葉オフィスの玄関に(猛爆)。
しかし、違和感から目を背けた理由は、湘南のように砂鉄を多く含んでいない砂浜に違いない!と言い聞かせてはみたものの、砂浜を見ると湘南よりも砂鉄が多く黒い!So黒い!でもその時は曇っていたので裸足でも歩行可能でした。
海から上がり、得意の何とかなる精神で歩いては見たものの熱いィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!
シャレにならん熱さで、すぐに植物の上や小さな影を見つけてはみたものの、自然とはうまくできているもので、こういった僕のような獲物を攻撃すべく、植物による棘によりさらなるダメージを受けることに。
棘によるダメージなのか、熱によるダメージなのかもうわかりません。
砂浜だけでも相当な距離があるサンライズ。そしてオフィスに向かう地獄の一丁目一番地に到着。
この地獄の一本道を、わずかな日陰を探して右往左往コソコソとジグザグに動きながら少しずつ前進。テーマソングはもちろんチーターの三百六十五歩のマーチ。三歩進んで二歩下がるなんて今の俺にはできないが、きっちり二歩下がらされるのだから人生とはよくできているものだ。
などと頭の中で唱えつつ、様々なパターンを考えてみた。
1、どう見ても300m近くあるがベン・ジョンソン級のダッシュで乗り切る
2、日陰を探してコマメに前進!
3、全裸になってトランクスをサンダルの代わりに
4、人が来たらどうやってごまかそう。サンダル忘れるとかないわぁ〜的な目からどう逃げるか。
5、大声で『筋斗雲よーい!』と叫んでみる
6、奇跡的に千葉スタッフが登場するのを待つ
まず1はベン・ジョンソン級のダッシュでも30秒はかかる。30秒とかとても耐えられないし、現状の自分のスペックでは100mだけでも14秒はかかる。
2は堅実的。でもそうじゃない、なにか1チャン狙いたいじゃない!
3は足は助かりますが、人間としての尊厳が大きく失われます。
4のことを考える前にここから立ち去りたい!という思いからか、5を思いつく39歳。そしてそうそう起こらないことが奇跡という6番目。でもここで、どうしたの?と千葉スタッフが来たらドラマチックじゃない?
選択したのはNo,2。しかし、すぐにNo,4の懸念事項に遭遇する。そう、後ろから人が近づいているのだ。
歩み寄る足音、明らかに不自然な動きのVAGYさん。
後ろからきた男性が僕の前で立ち止まり、足元に目をやり妙な動きの理由を悟る。
VAGY『いや、ボーッとしてたらビーサン忘れちゃいましたw』
男性『マジっすか!それキツイですね・・・って無理ですねw』
VAGY『ハハハハハ』
男性『ゴメンナサイ!助けてあげられないです!』
と言って男性はその場を去りました。そうです、助けて上げられないのです。助けてあげるとあなたがこっちサイドの人間になってしまうのですから。
そんなこんなであと20mくらいの所まできた地獄の一本道。
あと少しだ、この距離ならダッシュでやり過ごせる!と思った所に千葉スタッフ登場。
まったくもって奇跡じゃないタイミング。ビーサン貸してくれると言っても断る距離です。
というわけで何とか地獄より生還したのですが、足の裏が一日ピリピリと痛かったのは言うまでもありません。
まだまだ暑い日が続きますが、みなさまご自愛くださいませ。