4Kディスプレイを使ってみた感想|MINのウラナミVol.297

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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こんにちは。先日、今まで使っていた27インチの2Kディスプレイをメルカリ(フリマアプリ)で売って、それを原資に40インチの大型4Kディスプレイに買い替えたMINです。

仕事では13インチのRetinaディスプレイを使っていますが、画質は美しくても視野の狭さにうんざりしてしまい、大きい画面で高画質のサーフィン映像が見たいなと、衝動的に買い替えた次第です。

居間のソファーから見る40インチのテレビと違って、近距離で見る40インチは非常に大きく感じられ、とても満足しています。皆さんもパソコン用にいかがですか?

さて、最近、家電屋さんでは4Kの大型テレビ販売が盛り上がってきていますよね。いわゆるUltra HDというやつです。「4Kなんていらね」って思っていましたが、今回、買い替えてみて、いろいろ思うところ、わかったことがありましたので以下に記しました。

 

画面サイズだけ大きくすると画質が荒れる

10年前と比べて、大型液晶テレビの価格が半分から4分の1程度にまで安くなっているので、今まで40インチ前後のテレビを使っていた方は、買い替えのタイミングでは50インチオーバーを検討される方も多いのではないでしょうか。

しかし、画面サイズが大きくなるのに、解像度が従来のFull HD(1920×1080)のままですと、当然、1ドットあたりの面積が大きくなるため、今までと同じ場所にテレビを置き同じ場所から見ると、画質が荒れたような印象を受けるかもしれません。

それを無くすために必要なのが4K、つまり3840×2160の解像度です。例えば40インチ→50インチへの買い替えでしたら、画面が大きくなりつつ画質が良くなった印象を受けること間違いないでしょう。

ですので、せっかくテレビを大型化したのに、実際にリビングに置いたときに画質の面で失望してしまわないためにも、4Kの選択はマストになってきそうです。

ただし、4Kには思わぬ落とし穴があるので要注意です。ココ重要!

 

DVDは画質最悪、Blu-rayも物足りない

「4Kディスプレイ=画質が綺麗」と思われがちですが、それはあくまでも4K解像度(3840×2160)の映像を見たときに限ります。

DVDの解像度は720×480ですので、Full HDディスプレイ(1920×1080)でDVDを見ると映像がボヤけて見えますが、4Kディスプレイではそれ以上に画質が劣化して見えます。

また、Blu-rayの解像度は1920×1080ですので、4Kディスプレイでは画質はやはり劣化して見えてしまいます。プレーヤーのアップスケーリング機能のようなもので、ある程度補正はされて許容できるレベルですが、4Kの恩恵は受けられません。むしろ物足りない印象を受けるでしょう。

 

動画サイトやオンデマンドサービスに頼るしかない

以前に書いたウラナミで、僕がサーフィンDVDを買わなくなった理由の一つに、画質が悪すぎて「感動できなないんです」と書きました。Full HDディスプレイがこれだけ普及しつつ、徐々に4Kディスプレイが普及するにつれて、買ってまで低画質の映像を見る人はどんどんいなくなるでしょう。

Blu-rayでさえも、4Kディスプレイでは物足りない画質ですし、そうなるとどうやって4Kの恩恵を受ければいいのでしょうか。それはもう、動画サイトや有料のオンデマンドのサービスに頼るしか、今のところ無さそうです。

それらのサービスでは4K映像の配信がだいぶ増えてきてはいるものの、まだまだ満足いくレベルではありませんし、そもそも普段見ているテレビ番組の映像が4Kに対応していない時点で、4Kテレビへの買い替えは時期尚早なのかもしれません。

 

パソコン用だからこそ4Kが活きる!

上記のことがわかっていながら、僕がなぜパソコン用に4Kディスプレイを選んだのかと言いますと、パソコンでは近距離で小さな文字を読む必要があり、解像度が高いほど小さい文字がくっきり見えるためです。

40インチの4Kは、元の27インチの2K(2560×1440)とドットの密度があまり変わらないので、Retinaディスプレイには見劣りしますが、文字を読むには十分です。同じ4Kでも、ディスプレイサイズを小さくするほど高密度になるため、パソコン向けのディスプレイには4Kは絶対おすすめです。

しかも、オンデマンドのサービスで4K映像も堪能できますので、一石二鳥です。

 

4Kディスプレイについてまとめ

テレビの買い替え時には、4Kにすべきかよく考えた方が良さそうです。テレビの映像の見栄えの確認と、映画をよくみる人でしたらオンデマンドサービスで4Kコンテンツのラインナップがどれだけあるか確認してから判断した方が良いでしょう。また、DVDとは完全にさようならする覚悟が必要です。Blu-rayも諦めが必要になってきますので要注意です。

パソコン用でしたら、作業領域の広さ、文字の綺麗さ、加えて4Kコンテンツも堪能できるので、絶対おすすめです。

最後に、サーフィンの映像も4K画質の大画面で楽しみたいものです。波伝説の動画コンテンツはまだHD対応までですが、環境が揃ってきたらぜひUltra HDの4K映像配信をしたいものですね。

4Kのサーフィン映像の例


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