竹内予報士のウラナミ『雷雨後のスペシャルコンディション』

竹内予報士

竹内予報士
大学時代に気象学を専攻し、気象予報士を取得。その後IT企業に十数年勤めた後、サーフレジェンドに加入。サーフィンと釣りとバックカントリースノーボードがライフスタイルです。 サーフィンはショートボード(歴15年ぐらい)、釣りは小学校時代のバス釣りから始まり今はオフショアでのルアー釣りが中心(真鯛、太刀魚、青物など)、バックカントリースノーボードは谷川岳や平標山、白馬、立山などで活動しています。

アイキャッチ

こんにちは。竹内です。
皆さま良い波に乗っていますか?

今年は異例の早さで梅雨明けしたものの、このウラナミを書いている7月中旬は梅雨に戻ったかのようなぐずついた天気が続いています。
さて、今回のウラナミは6月に南房総でサーフィンした時のGoPro映像です。

そのときの天気図がこちら。(気象庁HPより引用)

SPAS_COLOR_202206110000 SPAS_COLOR_202206120000 SPAS_COLOR_202206130000

このときはまだ梅雨の真っ只中で、梅雨前線が東西に伸びているのがわかります。
梅雨前線は春の空気と夏の空気の境目にできる前線ですが、その前線上に低気圧ができ、太平洋側を東進していきました。
上空にこの時期としては強い寒気が入り、梅雨前線上の低気圧は寒気の影響で冬場のように発達し、太平洋側に良質なスウェルを届けてくれました。

GH011560_1655214727421


寒気の影響で雷雨も起こり、海にいたサーファーは一時全員避難し、帰る人もいました。
そして雷雨が通り過ぎた後、ピタッと風が止み、夕陽も射してグラッシーなスペシャルコンディションとなりました。
自分のいたピークには自分以外誰もいないノーバディーウェーブ。

いろんなタイミングが重なって生まれた最高なコンディションでした。


こういうコンディションに巡り会うと、サーフィンをやっていて本当に良かったと思います。
家族、仲間、自然、すべてに感謝しつつ、皆さまも良い波に巡り会えますように。

それではまた。

最近の記事

関連する記事