竹内予報士のウラナミ『バックカントリーシーズンイン』

竹内予報士

竹内予報士
大学時代に気象学を専攻し、気象予報士を取得。その後IT企業に十数年勤めた後、サーフレジェンドに加入。サーフィンと釣りとバックカントリースノーボードがライフスタイルです。 サーフィンはショートボード(歴15年ぐらい)、釣りは小学校時代のバス釣りから始まり今はオフショアでのルアー釣りが中心(真鯛、太刀魚、青物など)、バックカントリースノーボードは谷川岳や平標山、白馬、立山などで活動しています。

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こんにちは。竹内です。

今年の冬は、「ラニーニャ=寒冬」のセオリー通りに寒くなっていますね。
海水温もだいぶ下がってきた所が多いのではないでしょうか。

自分はウィンターシーズンになるとサーフィンと同様に力を入れて取り組んでいるのがバックカントリースノーボードです。
ゲレンデではない自然のエリアを滑るわけなのですが、木や岩、藪、谷などが埋まらないと滑ることができないので、例年であれば年明けぐらいからようやくスタートします。
今季は12月前半から続いた強烈な寒気により、白馬などのバックカントリーフィールドでは12月中旬頃から滑走できる状態になりました。

バックカントリーは、前日までの降雪状況や当日の天気、風などによりフィールドを選択しますが、それは波と風でポイントを選択するサーフィンと同じようなプロセスであり、Goodコンディションを当てた時の喜びもまた同様です。
そしてハイクアップ=パドルという共通点もあります。波に乗るためにはパドルが必要であり、自然のエリアを滑るためには自分の足で登る必要があります。

そんなわけで、12月下旬と1月上旬に狙いに行ってきました。

2024年12月25日 白馬八方尾根


唐松岳に向かう稜線

唐松岳に向かう八方尾根の稜線。巻雲が山の存在感を際立たせています。

スノーボードを半分に割って、裏に滑り止めのスキンを貼って登ります

スノーボードを半分に割って、裏に滑り止めのスキンを貼って登ります(スプリットボードと言います)。もともと1本の板を職人さんに割ってもらいました。

これから滑る斜面を眺めます

正面に見えるのが今回滑る斜面。まるで海外のよう。

ドロップポイントを上から眺めます。吸い込まれそう。

滑る斜面を上から眺めます。吸い込まれそう。

滑り終わった後に板を並べて記念撮影

滑り終わった後に板を並べて記念撮影



動画はこちら。

2025年1月5日 白馬八方尾根


朝、地表面が放射冷却でキンキンに冷えて霧が発生しています

朝、地表面が放射冷却でキンキンに冷えて霧が発生しています。この現象を放射霧と呼びます。

唐松岳に続く稜線をハイクアップ

唐松岳に続く稜線をハイクアップ

滑走したラインを下から眺めます

滑走したラインを下から眺めます



動画はこちら。

バックカントリーをやったことがない方は、是非やってみてください!
サーフィンで初めてテイクオフした時と同じような感動が味わえます!

それではまた次回もよろしくお願いします。

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