竹内予報士のウラナミ『陸路2200kmの出張』

竹内予報士

竹内予報士
大学時代に気象学を専攻し、気象予報士を取得。その後IT企業に十数年勤めた後、サーフレジェンドに加入。サーフィンと釣りとバックカントリースノーボードがライフスタイルです。 サーフィンはショートボード(歴15年ぐらい)、釣りは小学校時代のバス釣りから始まり今はオフショアでのルアー釣りが中心(真鯛、太刀魚、青物など)、バックカントリースノーボードは谷川岳や平標山、白馬、立山などで活動しています。

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こんにちは。竹内です。
皆さん良い波に乗れていますか?

このウラナミを書いているのは12月16日。
12月に入り、冬型の気圧配置がずーーーっと続いていて、海水温もどんどん低下しています。
日本海側では波のある日が続いているものの、太平洋側では多くの所では強いオフショアの風で抑えられ、プアーなコンディションの所が目立っています。
ラニーニャ=寒冬と言われていますが、まさにその通りの冬の始まりとなっています。

さて、先月は自分の社会人人生の中で最も陸路の長い出張に行ってきました。
月曜の朝に湘南をキックして、福井~京都~鳥取~福岡~鹿児島~宮崎と回り、最後は福岡の新門司港からカーフェリーで横須賀まで戻るというルートで、4泊5日の強行日程でした。
陸路の走行距離は2200km。
3人で交代して運転しましたが、4泊5日の日程はかなり大変でした。

6小沢見2

この出張の目的は、波伝説30周年を記念して全国のサーフレポーターさんにご挨拶に伺うことです。
そして、もう1つの目的は、レポーターさんとのご挨拶の合間に各地のサーフポイントを視察することです。

サーフポイントを実際に訪問して知ることは、レポーターさんから波情報を受ける業務だけでなく、波予報業務(概況)にも非常に役立ちます。
自分のウラナミでは、個人的に気になるサーフポイントの写真や場所の雰囲気、海に入ったポイントはその印象やウォーターショットなどを載せたいと思います。

また、同行した社長のウラナミは以下になりますので、あわせてご覧ください。

社長のウラナミ
山陰~全九州出張報告 Vol.1
山陰~全九州出張報告 Vol.2
山陰~全九州出張報告 Vol.3

福井県:鳥居ヶ浜ポイント

2鳥居ヶ浜

名古屋や大阪から近く、冬型で西風が爆風の時にもできるタイミングが多いポイント。
この時は残念ながらフラットでノーサーフでした。

福井県:難波江ポイント

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鳥居ヶ浜ポイントの少し西にあるポイント。こちらもフラットでノーサーフ。
北東向きのビーチで、鳥居ヶ浜ポイントより風・うねりをかわしやすい。

京都府:八丁浜ポイント

4八丁浜

ここは条件が整えば、波情報で高得点が出るポイントです。
到着日はフラットで、翌日サイズアップするも旅程的に入れませんでした。。。
大きな駐車場があり、トイレもあります。
お椀型をした砂浜で、比較的風をかわしやすい地形をしています。

鳥取県:小沢見ポイント

DAY2の朝に1時間ほどサーフィンしました。
サイズは腰~腹のコンパクトなサイズでしたが、上がる頃にはもう少しサイズアップしてきました。
海に向かって真ん中とその左側、右側で主に3ヵ所ブレイクがあり、右側のインサイドには所々岩が出ています。
水がとても綺麗でロケーションも良く、入っていてとても気持ち良かったです。
駐車場とトイレあり。
自分の中では人生初の日本海サーフィンで、とても感動しました。

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福岡県:汐入川河口ポイント

DAY3の朝に1時間ほど、汐入・波津・釣川のレポーターの松尾さんとともにサーフィンしました。
海に向かって河口のすぐ左側で入りました。
サイズは腰~腹で、日本海・福岡特有の周期の短い風波でしたが、朝日を浴びながらテイクオフする松尾さんがとても印象的でした。
サワラが目の前で飛び跳ねていて、玄界灘の魚影の濃さも体感しました。

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レポーターの松尾さん

レポーターの松尾さん

弊社の米山予報士

弊社の米山予報士

福岡県:さつき松原ポイント

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出張時はまだ波伝説で公開されていないポイントでしたが、この出張時に視察して、公開することを決めました。
北西向きのビーチで、この時はメローな波が割れていました。

福岡県:三苫ポイント

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福岡市街地から目と鼻の先にあるポイント。レポーターのRADIX福岡の古賀さん曰く、立地が良いのでスクールが大人気とのこと。
駅も近く、電車で来るサーファーも多いそう。

鹿児島県:江口浜ポイント

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DAY4の朝に鹿児島県で唯一波伝説がポイント公開している江口浜を訪れました。
残念ながら波はほぼフラットでした。
このポイントは東シナ海に面していて、冬の季節風でも波が立ちますが、梅雨時期に梅雨前線の南側で吹く南西風の波も良く反応します。

宮崎県:こどもの国ポイント

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人気の観光地、青島のすぐ北側にあるポイント。
メローな波が割れていて、雰囲気は湘南の水族館前に似ていると思いました。
ちょうど青島が江ノ島のような感じで、島があるので強いうねりをかわしやすいポイントです。
サイズはモモ~腰の風波でしたが、結構な数のサーファーがいました。

宮崎県:小倉ヶ浜ポイント



DAY4の最後には小倉ヶ浜で日没前1時間くらいサーフィンしました。
こことすぐ南にある金ヶ浜ポイントは宮崎のコーストラインの中でも比較的風をかわしやすく、波情報でも高得点が出やすいポイントです。
サイズは胸肩たまに頭サイズで、この出張中一番サイズがありました。
この時は海に向かって右に流れるカレントが強く、ポジションキープが結構大変でしたが、乗れれば気持ちの良い波でした。
あと、地元の上手いキッズが多かったのも印象的でした。

ご紹介を割愛したポイントもありますが、どのポイントもロケーションが素晴らしく、また現地の方々もとても温かく、また訪れたい場所だらけでした。
遠方に住んでいてまだサーフィンしたことがない場所があれば、是非トリップを計画して訪れてみてはいかがでしょうか。

末尾になりましたが、お会いしたレポーターの倉橋さん、守山さん、小坂さん、松尾さん、古賀さん、平川さん、西村さん、谷口さん、窪田さん、本当にありがとうございました。

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