こんにちは。
今年の7月、日本の猛暑の一因が遠く離れたアフリカの雨雲にある、という論文が発表されました。
三重大学プレスリリース:https://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/cat-1/post-39.html
アフリカの現象が東アジアの日本まで影響するのは不思議な感じがしますね。
さて、例によって今年も夏を満喫できなかった塚本予報士。
夏を感じた場面は「セミ」と「酷暑」と「跳ね上がった電気代」くらいでしょうか…。
2年も夏の海に潜っていないので、せめてウラナミだけでも海に行った気分を楽しみたいと思います。笑
今回は「屋久島」の海。
屋久島といえば、樹齢7200年とも言われている「縄文杉」やハート形の空洞で有名な「ウィルソン株」、もののけ姫の世界観のモデルとも称される「白谷雲水峡」など、陸のイメージが強いかと思います。
でも、屋久島は海も超魅力的なんです。
行ったのは2年前になりますが、写真で少し振り返ってみたいと思います。

地方のバスターミナルみたいですが、ここが屋久島の空の玄関口・屋久島空港です。
発着のない時間帯はとてものんびりしています。
降機後は歩いて到着ロビーに移動します。
空港にはターンテーブルがなく、預け荷物は専用の台で手渡しでした。
ダイビング器材が入った自分たちの荷物はさぞ重かったでしょう…。
ダイビングスポットとしての屋久島は「日本で一番魚種が豊富」なことで有名なようです。
例によって卒論の調査で行ったので、魚種の多さを感じることはできませんでした…。

海の目の前まで山が広がっており、ほんとにサンゴいるのかな…って感じですね。

船に揺られること30分、最初の調査ポイントに到着。
ワクワクドキドキの屋久島1本目です。

エントリーした瞬間に、いい意味で期待を裏切られました。
思っていたよりずっとサンゴが多いし、透明度も高いし、めっちゃ綺麗じゃん!
形成されているサンゴ群集も特徴的で、調査中もおもしろい。
こんなサイズの群体は沖縄でも見たことがありません。

この群集は東洋一の大きさとも言われているそうです。
さらに、こちら。
ここまでのサイズも生まれて初めて見ました。
しょっぱなから初めてづくしの屋久島の海です。
ちなみに、リュウモンサンゴ属のサンゴは近付くと面白い模様が見れます。
離島調査は毎回楽しいのですが、屋久島は特に面白かったです。
悪天候により調査が1.5日ほど中断したため、ちゃっかり「陸」の屋久島も楽しめました笑しっかりと陸上も調査してきました。




諸々が落ち着いたら、ゆっくり観光しに行きたいなと思っています。
※屋久杉を見に行きたくても、スキューバダイビング後の登山は減圧症の引き金となりますので、特にディープを楽しまれた方は十分に減圧してからにしましょう!