きよひろのウラナミ「読む湘南⑦」時空を超えた宝物!?

0817写真①

全国のサーファーの皆さん!ついに、ついにサーフィンが2020年の東京オリンピックの正式種目に決まりました!日本代表の愛称は公募で「波乗りジャパン」に決まったそうです。「サムライジャパン」や「なでしこジャパン」と比べると“そのままんな感じ”もしないでもないですが…、シンプルで分かりやすいですね!

さて、前回のウラナミでは、鎌倉の由比ガ浜が「下水放流事故」を克服してアジア初の国際環境認証「ブルーフラッグ」を掲げた復活劇をレポートしました。

今回は、その由比ガ浜で開催された日本初の「ブルーフラッグ環境教育イベント」の体験談をお届けします。

実は「ブルーフラッグ」は毎年更新が必要な制度で、33項目の厳しい基準を毎年クリアしなければ旗を掲げ続けることはできないんです。その項目の一つが「環境教育」。きれいな海を守っていくためには、子どもたちへの教育も大切ですね。

私が参加した1つ目のプログラムは、8月3日(水)に開催された「時空を超えた海からの贈り物!夏、浜辺で宝さがし~親子で楽しむビーチコーミング~」。
0817写真②

案内役の山田海人先生は、日本初の海底居住基地実験「シートピア計画」に参加したダイバーでもあり、ビーチコーミングの本の著者でもある、筋金入りの海の専門家。

当日は総勢30人の親子が参加し、子どもたちも元気いっぱいで『浜辺のお宝』を見つけていました(^o^)/

山田先生曰く、
「由比ガ浜は海岸が湾になっていて遠浅なおかげで、川から流れ出たものが海底にとどまり、長い時を経てまた上がってくるんです。例えば、鎌倉幕府で使っていた食器や、戦で使ったもの、当時の馬や牛の歯や骨。それどころか縄文時代のものと思われる土偶まで拾えるんです。そういうものがたくさん上がるのは日本の中でも鎌倉の由比ガ浜だけでしょう。まさに時空を超えた宝物ですね」

先生の話を聞いていた子供たちのキラキラした瞳はビーチグラスよりも輝いていました!

0817写真③

2つ目のプログラムは、8月10日(水)に開催された「ライフセーバーと遊ぼう!〜海の安全教室〜」。

子供たちは、海風の心地良い快晴の由比ガ浜で、鎌倉ライフガードのライフセーバーから潮の干満、離岸流、気象条件などの海の基礎知識を学びました。

また、ビーチクリーンや遊泳の基本実習を通して、海の楽しさや海辺での安全な過ごし方、ルールやエチケットを教わるなど貴重な体験をしました。
0817写真④

ライフセーバーの話を聞く子どもたちの顔は真剣そのもの!最後は子どもたち全員に修了証が授与されました。将来、この中から本物のライフセーバーが何人誕生するか!?鎌倉ライフガードのみなさん、ご指導ありがとうございました!

これからもアジア初のブルーフラッグ認証ビーチ「由比ガ浜海水浴場」をみんなで守っていきたいですね♪

最近の記事

関連する記事