唐澤予報士のウラナミ『サブ3.20!!』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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サブ3.20を達成!!

と、いわれてわかる方は少ないと思います。「サブ3.20」とは、フルマラソンで3時間20分を切ること。

同様に、フルマラソンで4時間を切ることを「サブ4」、3時間を切ることを「サブ3」。

市民ランナーにとっての目標は、まずはフルマラソン完走、その次が5時間を切る「サブ5」か、4時間を切る「サブ4」。マラソン参加者全体のうち「サブ4」達成者は約20%。この約20%ですが、他のスポーツだと、ゴルフだとシングルプレイヤー、ボウリングだとプロレベルとなります。また、英語能力試験TOEICだと745点。このことから、決して難易度が低くはないということになります。

このサブ4の次の目標が3時間30分を切る「サブ3.5」。サブ3.5は、4分58秒/kmで走り続ける必要があり、達成の割合は約10%。外資系企業応募資格といわれるTOEIC800点以上も約10%なので、難易度はかなり高いです。

自分の今までの自己記録は3時間33分。この「サブ3.5」をギリギリ達成できていませんでした。ということもあり、毎年参加している「湘南国際マラソン」での、今年の目標は「サブ3.5達成!!」。

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フルマラソンに向けて練習を開始したのは7月。とはいえ、盛夏の7・8月に長い距離を走り込むことはできず、行ったのは「スピード練習」。スタミナをつける練習ではなく、脚力と心肺機能を高めるために行う「速さ」を向上させる練習。具体的には、8割程度の力で5~10kmを走る、足下の不安定なビーチを走るというものです。

その後、ランニングに適した秋となるのですが、この時期は長い距離を走り込んでスタミナをつける練習がメーンとなります。しかし、秋といえば台風。そう、我々サーファーにとっては一番重要な時期。昨年は、災害も多くあったのですが、台風によって波が上がることも多かったと思います。せっかく良い波がたっているのに、海に入らないわけにはいきません。休日はもちろんですが、平日でも出勤前や休憩時間に海に入ることが多く、良い波にも乗れました。

なので、マラソンの練習にあまり時間を割くことができませんでした。今回の「湘南国際マラソン」に向けて走り込んだ距離は477km。これはかなり少ない方。一概ではないのですが、「サブ4」を達成するには月間200km、「サブ3.5」を達成するには月間250kmを走る必要があるといわれています。「サブ3.5」を達成しようと思うなら、7月から11月までの5ヶ月間で目標とする走行距離は1,250km。自分の練習量はかなり少ないことになります。

ただし、「量より質」の練習が効果を示し、念願の「サブ3.5」を10分ほど上回る「サブ3.20」の3時間19分を達成。順位は男子の出走者数15,201名中の965位と上位6%台。これは、気象予報士の合格率約5%より少し多いくらい。(ということは、気象予報士に合格しつつフルマラソンで3時間20分を切る人の割合は、0.06×0.05=0.0003=0.3%、ってことになります。俺ってすごくない!?)

とはいえ、十分に満足はしていません。マラソンには、前半が速くて後半が遅い「ポジティブスプリット」、前半は遅いものの後半は速い「ネガティブスプリット」という言葉があります。理想はスタートからゴールまで同じ速さのイーブンペースですが、多くの人は「ポジティブスプリット」。今回の自分はまさにこの「ポジティブスプリット」。25kmまでは4分20~30秒/kmと3時間10分を切る速さだったのが、35km以降は5分0~30秒/kmと大きくペースダウン。練習不足が顕著に表れたのでした……。

なので、次の目標は3時間15分を切る「サブ3.15」。サーフィンもしつつ、もっと走り込みをしないといけません。(当然、仕事も家のことも) それを考えると、すでにプレッシャーで胃が痛くなってきた……。でも、頑張ろう!

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