岡野予報士のウラナミ『バリ島 バランガン』

岡野予報士

岡野予報士
サーフィンを初めて、天気図などに興味を持ち、気象予報士資格を取得。その後、バリへ移住しサーフィンスクールで3年程就労しました。波伝説の予報士として、波情報はもちろんワクワクするような情報も提供させていただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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こんにちは。今回は、バリ島のバランガンというポイントを紹介させていただきます。

バランガンは有名なポイントの一つで、乾季(㋃~11月)がおススメです。バリ島最南端のバトゥン半島の北西部に位置し、中心部のクタからは車で約1時間でアクセスできます。
 
このポイントも潮の動きに左右され、満潮時は波が割れづらく、干潮時はインサイドのリーフがむき出しになります。私的にベストタイドは、タイドが1.5以上の満ち込みが張った波が入ってきて良いのですが、欧米人に人気があるため、だいたいは混雑しています。

波が小さめな時➀

波が小さめな時➀

波が小さめな時②

波が小さめな時②

ブレイクの特徴はというと、基本的に速めやワイドなレフトブレイクが中心で、セットのピークポイントは3ヵ所はあり、テイクオフ時のブレイクはかなりホレホレです。

うねりは、南うねりはかわして波が小さい時でもセットで胸くらいはあるんですが、ウルワツ同様にサイクロンなどの西うねりが入ると、カレントが強まりダブルくらいのチュービーな波に変化し、見るだけでも十分な価値があります。

うねりが入った時①

うねりが入った時①

うねりが入った時②

うねりが入った時②

ロケーションも良くて、浜辺にワルン(小さいレストラン)が10軒以上は立ち並んでいます。高級感はないですが、普段の仕事の時間を忘れられるくらいのんびりしていて、ビンタン(ビール)が勝手に口に入ってくるほどです。
カメラマンもいて自分のライド写真も撮ってくれるし、レンタルボード(1時間500円くらい)
もあります。

注意点は、潮が満ちてくれば比較的にボトムは深くなるんですが、リーフが少しシャープなので、さわっただけでもすり傷ができやすく、もちろんボードも折れやすいです。もし怪我をしたら、次第に膿んでくる可能性があるので、真水(売っている飲み水)できれいに洗って乾かしてください。水道水は使わないでくださいね。

もし乾季にバリへ行くのなら、安定したポイントなので、是非訪れてみてください。ガイドに頼むのが楽ですが、昔とは違い道も良くなり看板も出ているので、自身でも迷わず行きやすくなっています。

それではまた。

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