岡野予報士のウラナミ『千葉の波はいつが良い?』

岡野予報士

岡野予報士
サーフィンを初めて、天気図などに興味を持ち、気象予報士資格を取得。その後、バリへ移住しサーフィンスクールで3年程就労しました。波伝説の予報士として、波情報はもちろんワクワクするような情報も提供させていただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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こんにちは。

寒い冬が和らぎ、海へも入りやすくなってきてますね。

先日、友人からいつの時期が波が良いの?と聞かれました。
そういえば、いつだろうと思い、調べてみました。

まずは、2022年の△のコンディションになった日を、月ごとにまとめてみました。

△

 志田下:北東~東うねりが入りやすく、南~南西風をかわしやすい
片貝新堤:南東~南うねりが入りやすく、北~北東風をかわしやすい

この2ポイントで、調べてみたところ、志田下の7月が△の日が一番多い結果に!
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夏といえば波が小さいイメージがあったので、7月の気圧配置や風・うねりの向きなどを調べてみました。

夏の気圧配置は太平洋高気圧が一般的です。
ですが、2022年の関東の梅雨明けは6月27日ころで平年よりも3週間ほど早めでした。

下記は、7月1日15時の実況天気図と波高図、風、サイズ、コンディションです。
kkkkkk

そのため、南寄りの風が吹きやすく、東~南東~南うねりが程よく入りやすかったことで、腹~胸~肩サイズの日が27日間ありました。
ただ、△のコンディションは風の弱い朝や夕方が目立ちました。

別件ですが、反対に✖になったコンディションの月は、志田下では10月が一番多い結果でした。
batu

要因は、台風や大陸の高気圧から秋雨前線に吹く北東風の影響があり、サイズはでるもののクローズコンディションが多かったことです。

一概に夏が波が良いとは言えませんが、暑い夏には海が最高ですね。

それではまた。

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