カンガルーといえば、有袋類の中でも特に有名で、オーストラリアやタスマニアにしか生息していないはず……ですが、日本の動物園でもけっこう見かけますよね。
例えば、千葉県にある「さゆり園」では、カンガルーがフィールド内に放し飼いにされていて、間近で観察したりエサをあげたりすることができます。そんな体験から、個人的には「身近な動物」という印象を持っていました。
ところがいざ本場オーストラリアに行ってみると、なかなか野生のカンガルーには出会えない……。
看板はあるのに!(コアラも同様でした)

さて、カンガルーといえば、やはり丈夫でしなやかな足が魅力です。
最高で時速50〜60kmほどで走ることができるらしく、生息地も草原・砂漠・海辺と幅広く適応。その秘密は足の裏にある大きなクッションのようなパッド。まるでゴム底のようで、衝撃吸収に優れているそうです。(ちなみに後ろ足の指は4本とのこと)
そんな“カンガルーフット”にヒントを得て、今回オーストラリアでのサーフィン撮影時に取り入れてみたことがあります。
それが、「リーフブーツ」の着用です。
それまでは、いつもビーチサンダルだったのですが……
今回の撮影初日、砂混じりの磯場で撮影していた時、場所を移動しようとした瞬間、足元の苔でツルッと滑ってしまい、岩の窪みに足を取られて落下。地味に足を傷つけてしまいました。
おまけにその傷が、バイ菌のせいか治りが悪く、ちょっとしたトラウマに。
その後、別のポイントに移動した際、そこは粘土質の赤土+大きな玉石+ぬかるんだ湿地帯というエリア。
さすがにここでは迷わずリーフブーツを着用しました。
すると……これが効果覿面!
足裏が痛くない!滑らない!脱げない!
まるでカンガルーのように、どこまでも走っていけそうな足取りでした(笑)
「海に入らない時でもリーフブーツって役立つなぁ……。いや、それよりも、自前のリーフブーツを標準装備しているカンガルーはやっぱりすごいな」なんて思ってしまいました。
そういえば日本でも、真夏の炎天下、アスファルトや砂浜でビーチサンダルを脱いだ後、海上がりに自分のサンダルのところまでたどり着くのが地獄……なんてことありますよね。
これもリーフブーツがあれば解決かもしれません!
ますます“カンガルーフット”に憧れます。
まずはイボイボのついた健康サンダルで足裏を鍛えようかな……なんて思ってしまいました。軟弱すぎ(笑)


※やっと出会えた野生のカンガルー(私ではなく主人が……)Angourieにて
I ❤️ AUS