こんにちは。
秋がはじまり、台風シーズンですね。
さて、皆さん、千葉の波はどの時期がサイズがあるかご存じですか?
去年(2021年)の頭サイズ以上になった日を検証してみました。

3月と4月の志田下では、20日前後が頭以上のサイズになっています。
この時期は季節の変わり目となり、低気圧や移動性高気圧が西から東へと通過する時期になっています。
例えば2021年4月17日。
この時の現地ポイントの波情報は以下となっていました。
東浪見 南南東風 極強 頭オーバーサイズ ▼20
片貝新提 南南東風 強 オーバーヘッドサイズ ×10
コンディションは低気圧が近いということもあり、沿岸の風が強くて今一ですが、実況天気図をみると、北海道の東の高気圧から南岸の低気圧に向かい、沖合では赤い矢印にそって東風が吹いています。
うねりは風が吹くのと同じ方向に、時間や距離が長ければ長いほど、強ければ強いほど発達します。
2021年は4月が頭サイズ以上の日が21日あり最多でしたが、2019年の4月は8日でした。
春先が一番サイズがあるとは一概には言えない結果となっています。
個人的には、10月が安定的にサイズのある日が多い気がします。
大陸から移動する高気圧と秋雨前線、そして台風が関東の東に進みやすい時期です。
天気図に興味のある方は、10月の等圧線の幅や向きに注目してみてください。
また、別回でうねりのでき方や等圧線の仕組みなどを解説したいと思います。
それではまた。