自分の生きた証を永久に保存する方法と、その先の世界|MINのウラナミVol.356

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MIN/社畜暦19年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は25年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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こんにちは。時間を切り取るような感覚が好きで、若いころは一眼レフでいろいろな写真を撮っていたMINです。最近も、自分の息子が競技をしているときの表情を撮ることが好きで、時々カメラを持ち出しています。

素晴らしい写真が撮れたとき、わたしはその写真が消えてしまわないように複製して分散して保存したり、紛れてわからなくならないようにストレージに整理して保存します。あるいは、クラウドのストレージに保存したり、ストレージ代わりにSNSで公開したりします。

しかし、その方法が有効なのは、せいぜい自分が生きている間だけです。SNSやクラウドでは、自分が死亡するとアカウントが凍結されていつか削除されて消えてしまいますし、そのサービスの運営者にも依存してしまいます。また、ハードディスクなどのストレージに保存しても、いつか壊れたり、誤って捨ててしまうことさえあります。
 
 

デジタルデータを生涯保存するということ

写真に限らず、楽曲データやその他のデジタルアートを自分が生きた証として未来永劫残すにはどうすれば良いでしょうか。

ただ保存して残すだけでは意味がありません。それが以下のような条件を満たして初めて、意味を成すと思います。

  • 誰もが閲覧・参照することができる
  • モノの著作権者、所有権者等のメタデータを保存できる
  • メタデータとモノが一体となっている
  • データを複製できない
  • データを改ざんできない
  • データを物理的に削除することができない
  • 変更履歴も保存される
  • ストレージ管理者に依存しない
  • etc.

これらの条件を満たせるサービスはこれまで存在していませんでしたが、2022年1月31日、ついにそれを可能とする『COMSA』というNFTのサービスが誕生しました。

NFTとは、『Non-Fungible Token』の略で、日本語にすると『非代替性トークン』となります。

非代替性とは、『替えが効かない』という意味です。トークンとは、『データや通貨、モノ、証明』などの意味があります。ブロックチェーンの技術を使ってそれを実現していますが、ブロックチェーンは世界中のサーバーに分散して稼働しているため、半永久的に存続し続けられるのが特徴の一つです。
 
 

COMSAの特徴

従来のNFTサービスは、ざっくりいうとメタデータをNFT化するもので、モノと一体になっていないため、モノに対する権利の証明はできても、それに紐づくモノが消えてしまったり、モノだけ複製されてしまうような問題がありました。

一方、COMSAでは、モノそのものをメタデータと一緒にNFT化してブロックチェーン上に保存するもので、従来の問題を解消します。

COMSAを使って保存できるデータの形式は、JPG、PNG、GIF、SVG、MP4、WEBM、MP3で、ファイルサイズは20Mbまで対応しており、一般的な写真、イラスト、短編動画、楽曲などのデータを永久保存することができます。

つまり、COMSAでは、自身で作曲した楽曲、思い出の写真や映像、自分が波に乗っている写真など、自分が生きてきた証となるモノをブロックチェーン上に永久保存することができるサービスです。
 
 

COMSAをきっかけに変わる世界

わたしは、このサービスに少々興奮気味です。

実は、基本的にCOMSAはマーケットプレイスのサービスですので、本来の目的はNFTの売買です。永久保存され、デジタルデータの唯一無二の権利を証明できることで、写真やデジタルアートの分野のビジネスが一気に加速するだろうことが想像できるからです。

試しに想像してみてください。

例えば、サーファーなら誰もが知っている佐藤傳次郎氏が撮影した、パイプラインでのジェリー・ロペス氏の写真。もしもあの写真が、唯一無二のオリジナルデータの所有権証明付きで販売されたらどうなるでしょうか。

 
 
すでに世界中に出回っている超有名なあの写真の『真の所有権者』が、自分になることを想像してみてください。きっと、コレクターや投資家はほっとかないでしょう。知名度だけでなく、写真家の名前、ジェリー・ロペスという名のブランド力が相まって、ものすごい金額の値がつくことは間違いないと思います。

そして、転売されるごとに「〇〇氏が所有していた」という歴代所有権者の名前によるブランド力も加わって、さらに値が上がっていくことでしょう。

売買される度に、著作権者に売買額の一定割合の権利料が自動的に支払われるようになったら、写真家のビジネスが一気に大きくなりそうです。

わたしは写真を撮ることが好きですので、現状の写真家のビジネスの難しさに対し、もどかしい気持ちでいっぱいです。写真家がもっと利益を得られて、活動が促進されることで素晴らしい写真がもっともっと世に出回りやすい世界が来ることを期待しています。

 
 
 
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