ついに見つけた錬金術!そんなおいしい話あるわけない?|MINのウラナミVol.351

MIN

MIN
MIN/社畜暦19年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は25年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
過去記事はこちら
LINE@でメッセージを送る

APW922_4_TP_V4

こんにちは、不労所得を得ながらエンドレスサマーをおくる方法を常々考えているMINです。もう、このテーマを初めて書いたときから10年以上も経っているのに、まったく実現の兆しが見られていませんでしたが、先日ついに、現代の錬金術を目の当たりにしました!

以前、このテーマで書いたMINのウラナミVol.277にて、2015年におきたスイスフランショックのことを書いたことがありました。スイスフラン/円のFX取引にて、瞬間的な大暴騰と大暴落がおきて、資産を無くしたり大きな借金を作ってしまった人が続出した事件のことです。

それに似たような、錬金術にまつわる衝撃的なことが最近ありましたので、そのことを書こうと思います。
 
 

USドルを刷りまくる$IRONと$TITAN

暗号資産(仮想通貨)取引をされている方なら$IRON、$TITANというコイン(トークン)のことをご存知の方は多いかもしれません。2つのコインは、USドルを刷りまくるコインとして界隈では名が知られ、こと$TITANにおいては、24時間で42億分の1も価格を落とすという超大暴落劇を見せた、いわば伝説級の値動きをしたコインとして有名です。
 
 

錬金術に世界中が熱狂!?

人類が夢を見続けてきた「錬金術」というものは、存在するはずがないと誰もがそう考えていると思うのですが、IRON financeというところが、この$IRON、$TITANというコインを用いて、理論上は無限にUSドルが増えていくような、いや、「生み出されていく」と言った方が正しいかもしれない、そんな運用方法を生み出し、つい先日まで、世界中の暗号資産トレーダーがその「錬金術」に熱狂していました。

実際に、トレーダーが保有する$TITANというコインの枚数は、毎日自動的に数%ずつ増えていくだけでなく(年間だと数百倍のペース)、その価格も数週間のあいだに数十倍も上がっていきました。

錬金術の噂はまたたくまに広がり、そしてついに、『イケハヤ書店』というブログをきっかけに人気ブロガーとなり、現在もインフルエンサーとして有名なイケダハヤト氏まで、現在、自身が運営しているブログ『イケハヤ大学【ブログ版】』にて、「人類の見果てぬ夢である錬金術が……なんか、しれっと完成品できてるっぽいんですよ」と語り、「TITANって、、、もはや造幣局じゃね???」とまで書き記し、その記事をきっかけに、日本人トレーダーにもその錬金術が一気に知れ渡りました。

しかし、その矢先です。その記事がトリガーになったのでは?と思うくらい、記事が公開されたその日の夕方、異変が起きました。

※イケハヤ大学の記事は現在非公開となっていますが、アーカイブが残っています。錬金術と言われた理由とその仕組など、ご興味のある方はこちらからどうぞ。
https://archive.is/UPKNl

 
 

24時間でほぼ無価値に

7月16日の夕方、コイン1枚の価格が64ドルまで上がっていた$TITANが、一気に半値まで価格を下げました。

いわゆる「草コイン」と呼ばれるマイナーな暗号資産では、「半値戻し」といって、それくらいの急落はよくあることなのですが、続きがありました。

半値まで価格が落ちたあと急上昇し、いったんは価格を戻したかと思いきや、そこからの下落はとどまることを知らず、42億分の1である0.000000015109ドルにまで下落しました。

もう、ほぼ無価値です。

スクリーンショット 2021-07-16 15.56.46
 
 
このコインは、テレビCMでもお馴染みの『コインチェック』のような取引所で取引できるコインではないため、急落時に自動的に決済できる仕組みが無く、その瞬間に居合わせなかったトレーダーの資産をあっという間に溶かしました。

エンドレスサマーをおくっているつもりで、朝起きてサーフィンして帰ってきたら、資産が全部なくなっていた。というような時間感覚での、衝撃的なできごとです。

この事件のきっかけは、誰かによる大量の$TITANの売却によって引き起こされたのですが、運営の中の人によるしわざだとか、トレーダーたちがIRON financeに預けていたコインが大量に盗まれて売られたとか、色々と噂はあるものの真相は明らかではありません。恐らく前者です。
 
 

まとめ

IRON financeが生み出した錬金術は、目をみはるものがありました。しかし、あとから冷静に考えると、錬金術もいつか限界にぶつかることがわかっていたし、暗号資産ならではのリスクが存在していることを知っていながら、多くの人が見て見ぬ振りをして運用に参加していたのだと思います。

まさに狂気の沙汰です。

SNSを見ていると、全資産をその錬金術に託し、すべてを失ったという人がけっこう多くいたようでした。

世の中、そんなおいしい話はあるはずがありません。

そう思いながらも、私は引き続きエンドレスサマーを求めてさまよい続けるのだと思います。
 
 
 
MINのウラナミ過去記事はこちら

最近の記事

関連する記事