こんにちは。長い冬がようやく終わろうとしていますが、今年もまた、エンドレスサマーを実現する方法はないかと、冬の間ずっと考えてしまっていたMINです。現実逃避癖があるのでしょうか?w まぁ、毎年、方法は見つからないのですけど。。。_| ̄|○
さて、エンドレスサマーを実現するには、常夏の地で生活するか、常に夏を追い求めて転々と移動する生活をおくるかのいずれかですが、やっぱり後者に憧れてしまうのがサーファーの性分です。
そんなことを考えていると、10年前に書いたMINのウラナミVol.98を思い出してしまいます。内容は、宝くじに期待するよりも、1000万円と小型のノートパソコンがあれば、FX(外為証拠金取引)で不労所得しながらサーフィンできるんじゃないかっていう、あま〜い考えの妄想話です。
実際、それを実行しませんでしたが、「アレをやっていなくて良かった!」と思う衝撃的なニュースがこの冬ありました。もうおわかりですか?
そう、1月15日の「スイスフランショック」です!
FXをやっていたら、きっとスイスフランの取引にも手を出していたことでしょう。安全と思われていた1ユーロ=1.20フランという最強のサポートラインがあって、そのサポートに近づいていたのですから。
何が起きたかというと、ものの数分間に1ユーロ=1.20フラン付近だったのが0.8517まで急変。スイス/円は115円台から162円台まで約47円も急騰したのです。
ヒザ〜モモの波で安全にサーフィンしてたら、いきなり頭半サイズのセットが入り始めて、手前でサーフィンしていた人は大波をくらってサーフボードが折れてサーフィン終了!っていうような衝撃です。
つまり、生活にどのように影響するかというと、下のような展開になりかねません。
俺氏「サーフィン行く前に、なんかポジっとくか〜」
彼女「ユーロ/スイスが1.20のサポートに近づいてるから、反発ねらって取り敢えずユーロ買っておいたら?」
俺氏「そうだな。じゃ、30万ほど買っとくか。とりあえず損切りラインは決めなくていいか」
彼女「そうだね。為替介入があるからそれより下抜けることは無いしね」
俺氏「よしポジった。じゃ、サーフィンいってくる。1時間したらもどるよ」
〜〜〜サーフィンから帰宅(18:56)〜〜〜
俺氏「どれどれ、状況はどうなってる?」
俺氏「・・・・・・・・・・・・・・・」
俺氏「ん?1000万円強あった口座残高がゼロ円って、どういうことかな? ログインできてないのか? 取り敢えずPC再起動してみよか」
彼女「大変!ニュースでスイスフランショックが起きたって言ってるよ!」
俺氏「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
俺氏「人生終わりだ。お前ともこれで終わりだ_| ̄|○ だれか俺の再起動ボタン押して。。。」
彼女「なんで私まで。。。」
上の物語はもちろんフィクションですが、実際、ネットで当時のトレーダーの実績を検索してみると、資金がゼロになったどころか、あまりの短時間のできごとであったためにシステムによる自動ロスカットが働かず、マイナス資産になってしまった方もたくさんいらっしゃるようです。(※通常、FXではマイナス資産になることはありません)
もしかしたら現実にもそういったサーファーがいたかもしれません。MINのウラナミVol.98を書いた時に、実際にFXしながらサーフィンされているという数名の方からお便りをいただいたのですが、彼らが無事か心配です。
まぁ、ユーロを売ってスイスを買っていれば何ら問題が無い、むしろ大儲けできた瞬間でしたが、直前の局面では為替介入の安心感があったことで、ユーロを買ってしまっていた(円を売ってしまっていた)個人トレーダーがけっこういたそうです。
エンドレスサマーにFXはむいてない!
サーファーはどうしても、サーフィンするために取引から長時間離れなければならないことがあるため、今回の事件(?)によって、FXという手段はサーファーが考えてはいけないエンドレスサマーなんだと痛感しました。
10年前、安易な考えでFXやっていなくて良かったです。僕の性格からすると、きっと今回、ヤられてましたから。
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