唐澤予報士のウラナミ『DIY』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

160554798_3797287740367060_4277455716298498454_n(2)

その日は3月13日のこと。低気圧が本州南岸を通過。湘南では朝は波が小さかったものの、夕方にかけてグングンサイズアップ。夕方にはアベレージは頭で、セットで頭半オーバーの波が来るようになっていました。
160460081_3797288000367034_1837431837381448204_nSPAS_COLOR_202103130900

午後3時30分ころに業務を終了し、ウェットに着替えて、6‘2の板を持って自転車で海に向かい、パドルアウト。久しぶりの大きな波だったのに、ブレイクポイントをキチンと見定めていないまま、一本目に乗ろうとしたところ、ショルダーからの斜めに向かってのテイクオフだったために、見事にパーリングしたのでした。その後、何本か乗ったのですが、ライディング・パドルともに不安定で凄い違和感があったので、ボトムを確認してみたら、フィンボックスが破損……。どうやら一本目のテイクオフ・パーリング時に、フィンに横からの力がかかったためか、フィンがフィンボックスごと横に倒れていたのでした。そりゃ、まともに乗れないはず。
160554798_3797287740367060_4277455716298498454_n

急遽帰宅して別のやや長い板で入り直しとなったのでした。

さて、その壊れたフィンボックスですが、不幸中の幸いで、言い方はおかしいのですが、きれいに壊れていたのでした。ボックス自体は破損しておらず、表面のグラスと周囲のフォームが壊れているくらい。リペアに出しても良いのですが、どうやらこれくらいなら自分でも直せそうな感じでした。

自慢にはならないのですが、まだ現在のような取り替え式のフィンではなくオンフィンのころに、激浅なリーフばかりの沖縄でサーフィンを始めた自分は、フィンを折り、それを立て直すというのが、日常茶飯事でした。その折れたオンフィンを立て直すのと比べたら、フィンボックスをはめて周囲を埋めるくらいのリペアであればお茶の子さいさいな感じでした。

ということで、リペアキット一式を用いてフィンボックスを埋め直しました。グラスの透明なのが気になるのでペイントマーカーで白く塗った所がやや目立つ程度で、きれいに直せました。162427214_3812426448853189_7268848908083109460_n

きっちりと固まるのを待ち、3月29日に再び南岸低気圧によって頭~頭半サイズとなった際に使用したのですが、まったく問題なく乗れました。165774679_3837635152998985_3798509176567608999_nSPAS_COLOR_202103282100

当然壊さない方が良いのですが、自分で壊して直した板は、愛着がわきますよ!

最近の記事

関連する記事