唐澤予報士のウラナミ『幻の春一番の波と、10年に一度の暖冬と寒気』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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このウラナミを書いている一日前の2月13日に、パキパキの波を楽しみました!

この日は、低気圧や前線を含む気圧の谷が通過して、一時的に西高東低の冬型の気圧配置となりました。湘南では、前線の前で吹いていた南西風による波が大きく強まり、寒気によって吹く沖合の西風による波もサイズアップ! 頭半から場所によってはダブルサイズとなりました。
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この日は、たまたま有給休暇をとっていました。雪山に行くつもりでしたが、雪山は暴風・吹雪が予想され、コンディションは良くなさそう。っていうか、リフト・ゴンドラなどが動くかが怪しい状態。一方の海の方は、久しぶりの大きな波が堪能できそうな感じ。ということで、この日は海を選択。午前と午後に2時間ずつの2ラウンドの計4時間湘南で海に入りました。数は乗れなかったのですが、何本かロングライドをメイク! アドレナリンの出る波を満喫できました! お陰で今は、身体中がパキパキの筋肉痛に襲われています!
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この日の前日は10m/s以上の南風が吹いていたのに、関東では春一番は発表されませんでした。幻の「春一番」でのソリッドブレイクだったのでした!

この2月13日以前では、2025年になって海に入ったのは十回以下。海からは少し遠ざかった状態でした。その代わりに雪山に「スノーボード」に行っていました。2025年に入ってからは、北海道と新潟上越・長野北信にスノートリップにでかけました。

帰省等をかねて毎冬行っている北海道ですが、必ずといっていいほど良いパウダースノーを当ててきました。しかし、今回の北海道スノーツアーは残念な結果でした。それは「10年に一度」の高温のため。新千歳空港に着いた日は二十四節気では「大寒」となるのに、天気は何と雨……。その翌日からはまとまった降雪の無い日が続きました。翌日の札幌国際スキー場では少し新雪を楽しめたのですが、その後の富良野などでは、天気は良いものの、新雪はなく、ひたすらカービング。盆地である富良野は晴れた冬の日は放射冷却で冷え込むので、久しぶりにマイナス15℃で締まったグルーミングバーンを楽しめたのですが、世界に誇る「JAPOW」は味わえないままでした。

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そして、新潟上越・長野北信へのスノートリップですが、一転してこちらは毎日パウダー三昧! 最強寒波が居座り続けたことで、本州とは思えないほど軽くて量があるパウダースノーを味わえました。リフトでたまたま同席した信州ローカルの方と話をすると、今年で一番のコンディションだったそうです。気持ち良く、パウダーを味わいスプレーを上げさせてもらいました!

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さて、来週は再びスノーボードトリップの予定。何と、再び最強寒波がやってきて、西高東低の冬型の気圧配置となり、10年に一度の寒さになる予想! またまた良い雪でスノーボードが楽しめそうです!

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