(この夏一番の幸せ丼)
夏バテが気になりだしたら土用の丑の日に限らず、やたらとウナギが恋しくなります。
通常400円以下に抑えている昼飯の弁当代をしっかりため込んで、年数回の贅沢…。
その価値がこの魚には十分にあるのです。
子供の頃、家族総出でウナギ専門店にうな重を食べに出かけるのが、ちょっとしたイベントだったと記憶しています。
それがいつからかスーパーの店先に並び、中国産が幅を利かせ、牛丼屋でも食べられるようになったことで、だいぶんハードルが下がり身近な存在になりました。
ひい爺さんの弟は、横浜の老舗のウナギ職人でした。
よく生きたウナギを我が家に持ち込んでは、空の石油缶に炭火をおこしてその場で調理をしてくれました。
大好物というほどウナギが好きだったわけではないけれど、タレがしみ込んだご飯がたまらなく好きでした。
自分の中ではビーフステーキ、すき焼き、ウナギは3大好き料理でイベントには付き物でした。
ちなみに当時、寿司はさび抜きなどと言う子供に寄せたサービスが無く、カッパ・かんぴょうの巻物と卵・稲荷くらいしか食べられるものがなかったのでランク外でした。後日、イクラの軍艦巻きにはまって親をヒヤヒヤさせたらしいです。
冒頭の写真は、一人で完食するつもりで喜んだのもつかの間…。
嫉妬した妻とシェアすることになって少々満足度は下がったけれど、なにより家庭円満が大事とすべてを呑み込みました。
しっかりエネチャージが出来たので、夏本番もどんと来ーい。
By白焼きも大好きハンマー