散歩スポットのひとつなのですが、近所に光明寺というお寺があります。
とても立派なお寺です。
鎌倉の材木座海岸の目の前にあり、遠い昔、鎌倉時代の海の玄関でもある和賀江島(現存最古の港施設)に入港する船からは、さぞかし立派な総門や山門が目の前に映ったかと思われます。
海から光明寺の目の前に上がれる道がありますが、「立派だな~」と毎度感じるほどです。
目の前が海で、すぐ背後には山。
「仏教」は、仏教が伝わるさらに前から信仰がある「八百万の神々」と共に広まったとされる「神仏習合」なんて言われますが、「山」「海」とあり、様々な人々が出入りしていたこの土地。当時の人々の間でなかなかのパワースポットだったのではないでしょうか。
とりあえず格式は高そうです。
よく法要などが行われていて、数名の僧侶による読経があります。さらに荘厳さが増すというかついつい人様の法要でも見入ってしまうほどです。かと思えば、普段は参拝者と線香の香りで静寂な雰囲気に包まれています。
がらんとした畳一面の大きな本堂では、仏像が数体あります。
大人はもちろん、一歳児も何かを感じるのでしょうか。僕の娘は普段はイタズラばかりしていますが仏像を見つめたりして、静かな雰囲気に少しでも包まれています。
さすがに数分もすれば走り回ったりし出すのですが・・・僧侶さんたちはそこもすごく寛容的です。
そんなある時でした、光明寺へ散歩に出かけると、本堂からピアノの音が聞こえてきました。
音楽センスもなければ、とりわけライブに行く訳でもなく、今どきの音楽は詳しくはありません。でも小学校の時の初恋の子がピアノばかり弾いていたからでしょうか(笑)、ピアノ曲がとりわけ好きです。
ここでは定期的にピアノの演奏会が行われていて、僕のシフトがちょうど参加可能なため、子どもを連れて家族で鑑賞しに行くのが毎週の行事になっているここ数ヶ月です。
本堂にはグランドピアノが置いてあり、「時悠耳感」という無料の演奏会が行われていて、ピアニストの朝香智子さんというプロミュージシャンの方が、主にリクエストしたものなどを雑談を混じえながら弾いてくれます。
やっぱりピアニスト、弾き方がうまいのか、弾き方に個性があるというかなんというか・・・なんか音に感情が強く入っているように聴こえると鑑賞していてついつい聴きいってしまいます。
最近は、常連のおばちゃんと共にリクエストを出しながら、良い楽曲などを勉強させてもらっています。
子どもはというと、15分くらいは座って聞いているのですが、すぐにテンションを上げて本堂などを駆け出します。くるくる踊ります。落ち着いてきたらまた座らせての繰り返しですが、なんかお互い楽しんでいます。
ピアノ好きの方は湘南でサーフィンの後は、是非立ち寄ってみても良いかもしれません。海とピアノでリフレッシュ!!日程は変わることもありますが、基本的に木曜の午後3時~5時でやっていることが多いですよ!