前回のウラナミで最新のウェットスーツについて書きましたが、やっぱり最新のウェットはイイ!しかも、また一段と寒くなってブーツを履くようになったので、寒さ知らずでサーフィンをしております。水も入ってこないのでドライスーツ状態で、着替えると身体の熱気で湯気が立ち上がってきますが、これはきっと僕の持っているオーラだと思うので・・・以下割愛。
冬の日の出サーフィンなんて絶対にありえない!と思っていましたが、最近は躊躇なく日の出サーフィンをしちゃいます。それくらい温かい!
で、前回はかなりかいつまんで最新のウェットスーツについて書きましたが、今回は使われている素材、カッコよくいうとマテリアルって言うんですか?その素材関係のことについても書きたいと思います。
僕は冬のサーフィンは湘南・伊豆・千葉あたりでしか海に入らないこともあり、今まで起毛素材の生地を使わず、柔らかくて伸びるかつ寿命が長いストレッチ性の高いジャージ素材でしかオーダーをしていませんでした。
でも、これには確固たる理由があるのです。
起毛素材の生地はやはり温かいです。しかし、前回のウラナミでも書きましたが、ウェットスーツの進化により、ネックエントリーシステムのウェットなど、ほんの僅かな水しか入らないようにできています。
水が入らない→そもそも温かい=起毛である必要はない
という図式ができており、この考えにしっかりとハマっていたので、ストレッチ性が高く、かつ高寿命の素材(しかも値段も安い!)をあえて選んでいました。今でもこの考え方は合っていると思います。
そんな僕がなぜ10年ぶりくらいに裏起毛の素材にしたかというと・・・・・ドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥン♫
選択できなかった・・・ドゥンドゥンドゥドゥンドゥドゥン♫
猛爆ですねw
そう、生地をダウングレードする選択ができなかったのです。まあそうですよね、好き好んでグレードをダウンさせる物好きなんかいないですよね!
なので、こういう機会ですし、裏起毛の素材を使ってみようかと思い、オーダーした次第です。
まず、正直な意見を書きます。自腹なんで。そこまでのストレッチ性はないです。
そりゃそうです。ストレッチ性を得る代わりに、温かくなることを代償として捨てた素材と、ストレッチ性を捨てて温かさを得た素材と両極の存在なのですから当然ちゃ当然です。
しかし、ストレッチ性はないと書きましたが、着用して思いました。適度に柔らかいし、適度なストレッチ性があります。
加えて、僕が昔使用していた裏起毛素材になかった新たな性能がこの10年位の間に急激な進化を遂げていたことに驚愕しました。
これね、何回か使用して気がついたことなのですが、海から上がって着替えます。
もちろん浸水していないので、洗うかそのまま表だけ乾かすか迷ったりもしたんですが(だって全然濡れていないから!)、やっぱり洗います。潮抜きもしたいので。
で、水が多少切れるまで干しておき、一時間後くらいに外に干そうと風呂場に戻ると、裏側の起毛面が乾いているんです!
マジです!マジ卍です(猛爆)!
確認のため、ウェットに水をかけてみると、水がスルスルと下に流れていくような仕組み。水を吸いづらい素材になっているのかどうかわかりませんが、水を弾いているようにも見えます!
以上のことを踏まえると、このような結果になります。
ストレッチ素材:柔らかい・長持ち
裏起毛素材:温かい・すぐ乾く・まあまあ柔らかい。
使用者のシーンによって必要とされている要素は違えど、冬のサーフィンということを考えると、やはり裏起毛に軍配は上がるかなと。しかも、冬のサーフトリップでの2ラウンドも可能にしてくれる速乾性も大きいです。
これを読んで決心がついた人は、迷わずウェットをオーダーしにショップへGO!です。
冬のサーフィンが激的に変わるので一度ご検討あれ!