横須賀と北九州を結ぶ東京九州フェリーの船首にあるロビーでくつろぐ筆者
宮崎の子どもの国ポイントに寄った際には、目の前にそびえ立つ「ANAホリデー・イン リゾート宮崎」1階に、今年7月にオープンしたばかりのムラサキスポーツの店舗では国内最大の約1000㎡の広さを誇る「ムラサキスポーツ宮崎青島店」を、寺田店長に案内していただきました。
体育館のような広さのSHOP内には約800本のサーフボードがずらりと並び、さらにはサブスクで借りられるサーフボードコーナーも完備されていました。
このサブスクモデルは業界内でも注目されていて、一か月の料金は約1万円ですが、年間契約すると7万円(一か月で割ると約6000円)ととてもリーズナブルになります。
約150本ある最新のサーフボードの中から好きな板をチョイスできるだけでなく、最新のフィンも色々と試すことができます。
板もそうですが、フィンを変えることでもパフォーマンスが大きく変わることがあるので、最新のフィンを含めて色々と選べるのはとても嬉しいですね。
宮崎へのサーフトリップに手ぶらで行けるし、ということは会社帰りにぶらっと来れることもできて、しかも色々な板に乗って納得してから買うこともできるこのサブスクシステムは私にとっても興味が尽きません。
「ANAホリデー・イン リゾート宮崎」は、NPB読売ジャイアンツが2月のキャンプで常宿にしているホテルですし、温泉はホテルの最上階にあって大海原が見渡せる素晴らしさもあるので、いずれはこのホテルに泊まりながら色々な板やフィンを試したいものです。
その後は木崎浜ポイントで「NANBAN」を主宰されている野田さん(ロングプロ)とお会いし、今後の宮崎のサーフリポーターの候補者を探してもらおうとお願いする交渉をしたら、野田さん本人がやってくださることとなりました。わぉ~、何という展開。
野田さんは、元は地元宮崎TVのプロカメラマンであったため、軽快な語りもすでにNANBANの人気が証明していますが、何よりも手撮り動画を撮らせて語らせたら最強の人材なのです。
もう15年以上も前の話になりますが、波伝説でDVDを作ることとなり、メンタワイでのムービーのシューティングをお願いした時のカメラマンが野田さんでした。
人と人とのご縁とは本当に不思議なものですが、12月から始まったばかりの木崎浜と子供の国の波情報と手撮り動画をぜひ皆さまもご覧になってください。
水平位の撮り方はプロなので完璧ですし、ポイント前の駐車場の混み具合や左右のサンドバーの様子など、わずか1分強ながら素晴らしい構成で、さすがはプロのカメラマン&リポーターと感心してしまいました。
「NANBAN」の野田さんによる今後の宮崎の波情報に大いに期待してください。
その後は、最終目的地である日向の金ヶ浜の前に建つPRO SHOP「ON THE BEACH」オーナーの窪田聡プロにご挨拶させていただきました。
色々とお話した中で、実は窪田プロは元々は弊社の創業時と同様にダイヤルQ2の波情報のリポーターをされていたことを初めて知り、「それならばぜひ手撮り動画をお願いしますよ」と申し上げたら、最初は?でしたが、「波伝説の売りは信頼できるサーフリポーターさんによる手撮り動画なんですよ」とお願いしたら、結果的にやっていただけることになりました。
もちろん小倉ヶ浜の手撮り動画も同時に入れてもらえることとなり、宮崎の手撮り動画ポイントが一気に4箇所も増える結果となりました。快く協力して頂いた野田さんと窪田君に心から感謝です。
地形がまずまず良い小倉ヶ浜で、すでに陽が傾いてはいましたが今回のラストサーフィンをすることになりました。
海に入る前に駐車場で着替えているサーファーに波伝のステッカーを配っていたら、素敵なカップルとお会いしました。
「いつも波伝説を利用させて頂いています。特に社長の夜の更新が楽しみで波伝を契約しているんですよ~」とチャーミングなレディースサーファーが嬉しいことを言ってくれるではありませんか~!!! デレデレの俺~…
そこで詳しくお二人のことを聞いてみると面白い結びつきが分かりました。
かつて、弊社のバブル時代には、WT、JPSA、NSAの国内の主要大会にマリンジェットとライフガードによる安全サポートを派遣していた時代があり、その社会貢献活動(CSR)を担当するために三人のライフガードスタッフが弊社に所属していました。
一人は、その後にロングプロとなって鵠沼で「Share Surf Room」を主宰する村川新(あらた)君で、もう一人は現在日本ライフセービング協会の理事長になった入谷拓哉君、そして三人目が逗子のビーチで地元の子どもたちのために海浜で学童保育のような「黒門とびうおクラブ」を主宰している永井巧君です。
当時は私もたまにPWCに乗ってライフガードしたのは良き思い出です。
先の素敵なカップルのお二人は鵠沼に住まれていて、その時はサーフトリップで宮崎に来ていたのですが、最初に登場した村川新君が主催する「Share Surf Room」の熱心なクラブ員だったのでした!!!
マジ~で~!!! 本当にサーフィン界はいつも「It’s a small world !!!」ですね。
今回のロングドライブを伴う最終ミッションを無事に終えて、かなりの手応えと効果のある出張となりました。
きっと新年には山陰・九州をホームとするサーファーと、サーフトリップで訪れるサーファーに喜んでいただける進化した波情報と新たな手撮り動画が始まっているはずです。
その成果に対する我々へのご褒美であるかのように、最終日の小倉ヶ浜では今回のトリップ中で一番良い波に当たり、我々は満足感一杯で暗くなるまでサーフィンし、その後北九州に向けて北上することにしました。
さすがに帰りの湘南までの陸路でのロングドライブは危険と考えて、2021年7月に就航したばかりの北九州〜横須賀間を結ぶ「東京九州フェリー」に乗って、太平洋の大海原を一望できる露天風呂に浸かって身体を休めながら約20時間の船旅を楽しんだのでした。
東京九州フェリー
まだ船内もターミナルの施設も新しく、また入社したばかりの社員の皆さまもとても感じが良くて、ど疲れの我々にとってはとっても快適な船旅となりました。
船内では良く寝ることができて、あっという間に東京湾に入り、無事に帰社することができました。
今回の出張でお会いしたすべてのリポーターの皆さま、波伝説ユーザーの皆さまに対して、この場をお借りして心から感謝申し上げます。
さて、次はどこかな???
あっそうだ、休む間もなく11月25日からはインドネシアトリップ23日間のロングトリップじゃん。笑笑
バンダアチェとスンバワレイキー近くにある両方の波伝ハウスに滞在しながらサーフトリップしてきますので、後日まとめるコラムをお楽しみにされてください。
早いもので今年の私のウラナミはこれが最後となりました。
新年も皆さまにおかれましては、波伝説を参考にされつつも良い波でサーフィンライフを満喫されることを心からお祈りしています。
少し早いですが、良いお年を~。 (了)