AIにより進化する車載カメラ | たっちーのウラナミ

自動車が自動でブレーキなど衝突回避までしてくれる時代となり、衝突被害軽減ブレーキが10万円という手頃な価格になったとはいえ、そうしたテクノロジーの恩恵を受けられるのは、最新のクルマを買える一部の人々に限られています。

そこで隙間を埋めるのがやはりスマホアプリです。いまは多くのドライブレコーダーアプリがあります。

損保ジャパン日本興亜 のSafety Sight-接近アラート&ドライブレコーダーは以下の機能を持っています。
・前方車両接近アラート(危険な車間距離になると警告)
・前方車両発進お知らせ(前方車両が発進した)
・ドライブレコーダー(衝撃の前後各10秒間の前方映像を自動的に録画)
・安全運転診断
・走行履歴の記録(危険な運転があったか地図と合わせて確認)

NEXAR」は、イスラエルとアメリカにオフィスを持つベンチャー企業がリリースしたドライブレコーダーアプリです。

急ブレーキや事故に反応して、自動で録画してクラウド上に保存してくれます。

このアプリの機能は、他のドライブレコーダーアプリとは少し違います。

NEXARユーザーは危険な走行をしている車を見つけると、その映像と共にNEXARに報告します。するとサーバーに記録された映像からNEXARがAIと人間のチェックでその危険度を判定し、危険な走行をする車だと判断されれば、そのナンバーがNEXARのデータベースに登録されます。

その車がNEXARユーザーの前に現れた場合、ナンバーを読み取ったNEXARアプリは「前方に危険走行を行う車がいます」などと警告を行います。
近くに危険走行車として登録されている車が走っているとユーザーに警告してくれるのです。

運転者がいつブレーキを踏むか、クルマがどこに位置しているか、そして近くに他のクルマが走行しているかどうかなどといった情報を記録します。得られたデータの解析はAIによって行われ、アプリが経験を積めば積むほど、危険を察知し、それを警告する精度が上がります。

プライバシー問題に関してNEXARのCEOのEran Shir氏は IT Technology Review で、「”この車が危険だと思う”というのは公共性とプライバシーのバランスをとっている」、「ユーザーがどこから来て、どこに行くかには全く興味が無い」と言っています。

監視されていると思うのか、監視していると思うのかは、あなた次第です。

Nexar: AI Dash Cam

Nexar – AI Dashcam [Download on the App Store]

Nexar – AI Dashcam [Download from Google Play]

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