AEDの現実――簡単に借りられるとは限らないって知ってた?|MINのウラナミVol.307

MIN

MIN
MIN/社畜暦19年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は25年以上/サーフィンと海以外の趣味は、ガジェット、カメラ、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
過去記事はこちら(ログイン不要)
LINE@でメッセージを送る

IMG_8105

こんにちは。先日、藤沢市が行っている「普通救命講習Ⅱ」というものをスタッフみんなと受講してきたMINです。この講習では、主にAEDを取り入れた心肺蘇生法を学ぶことができます。

心肺蘇生の講習には子供の頃から幾度となく参加しており、会社の方針で2年に一度は必ずこの講習を受けることになっていますので、今回で、、、あれ?何回目だったかな? とにかく何度も受けてきている講習です。

波伝説のオフィスだけでなく、すべての社用車にもAEDを常備していまして、もちろんスタッフは全員AEDを使えますから、もしもの時があれば貸し出しだけでなく、スタッフが手伝わせていただくこともできますので、遠慮なくお声をかけていただければ幸いです。

 

普通救命講習の中で疑問に思ったこと

さて、普通救命講習では、意識不明の傷病者を確認したあと、周囲の方に応援を求め「あなた、AEDを持ってきてください!」などと指示することを習うのですが、その講習中に、一つの疑問が浮かびました。

これで本当にAEDを確保できるのか?

もっと現実的な指示方法を指導した方が良いのでは?

上記のような疑問を抱いたのは、今年1月に、ビジネス情報サイト『ダイヤモンド・オンライン(DOL)』にて『心肺停止!でもAEDは簡単に借りられるとは限らない理由』という記事を読んでいたからです。

 

AEDは簡単に借りられるとは限らない

記事によれば、AEDは任意設置のため、貸し出し条件やバッテリー充電確認などの管理条件は設置元のポリシーに依存し、簡単に借りることができない場合や、メンテナンス不足でAEDが使えない状態である場合もあるかもしれないとのことです。

さらに、記事では以下のような調査結果が書かれていましたので、要約して以下に記します。

警察署や派出所の場合

例えば警察署や派出所では、AEDを借りることはできるものの、同行する警察官が心肺蘇生法を定期的に受けていない場合があるため、警察官は心肺蘇生をしないと考えておいた方が良いそうです。

また、警察官が不在の場合は、AEDを持ち出すことは可能ですが、あとから使った人の身元情報や使った場所、内容などを書いて報告を求められたりするようで、持ち出しには多少の障壁があるようです。

民間企業のロビー内のAEDの場合

ビル建物と敷地内での使用に限られており、基本的に敷地外への貸し出しをしていない所が実際にあったようです。

 

なぜそうなるか?AEDならではの悩みが

AEDは本体が20万円以上もする高価な機械ですが、いつでもすぐに持ち出して使えないと意味が無いことから、AEDそのものに鍵をつけられていることはほとんどありません。それ故、盗難が多いそうです。

持ち出した瞬間にブザーが鳴る仕様の専用収納ボックスもありますが、それもまた高価であるため、専用ボックス無しに設置されている所は多いようで、盗難は後を絶たないそうです。

そのため、設置元独自の持ち出しルールができてしまうこともあるようです。

ちなみに、ヤフージャパンは、盗まれたAEDがヤフオク!で転売されないように、AEDの出品を禁止しています。

 

AEDマップ使用にあたっての注意点

万が一に備えて、AEDマップのアプリをスマホにインストールされている方もいらっしゃるかと思いますが、マップの提供元も貸出条件やメンテナンス状況まで把握できていないと考えた方が良いです。

そのため、緊急時にマップを見てAEDを借りに駆けつけても、簡単に貸してもらえない、使えないというケースがあることは頭に入れておいた方が良いようです。

 

MINが考えた対策

以上に記したように、緊急時にAEDを借りるには、思いもよらぬ障壁が存在することがわかりました。では、どうすれば良いでしょうか。

普通救命講習の中では習いませんでしたが、「あなた、AEDを持ってきてください!」という指示は、複数人に指示するべきと思います。その方がAED調達率が高まり、比例して救命率も高まる可能性があるためです。(DOLの記事にも書かれています)

なぜなら、もうおわかりのように、AEDは簡単に持ち出せない、メンテナンス不良で使えない場合がありますし、そもそもAEDを見つけられなかったり、責任の重圧で怖くなって逃げ出してしまう場合も想定しておく必要があるからです。

当たり前のようなことですので実地講習では不要と思いがちなのですが、いざという時に当たり前のことを当たり前にできるようにするのが訓練ですので、今後、そういう指導も講習に入れ込んでいただければ嬉しいなと個人的に思いました。

皆さんも、AEDは簡単には調達できない可能性について、ぜひ覚えておいていただければ幸いです。

MINのウラナミ 過去記事はこちら

最近の記事

関連する記事