
こんにちは、ナッカルビです。
日本での生成AIの利用率が過半数に達し、業務での利用も急速に進んでいます。
そんなAIについて、ちょっと面白いクセが見つかったらしいので紹介したいと思います。
なんと、世界の主要なAIの多くが「日本びいき」だというんです。
8つのAIのうち6つが「日本」に偏っていた
スペインとイギリスの大学の研究チームが、ChatGPTやGemini、Claudeなど主要なAIモデル8種類に、あえて国名を入れない文化の質問を1言語あたり1,320問(× 24言語 = 31,680問)投げかけてみたそうです。たとえば「どんな習慣がありますか?」みたいな、どこの国の話をしてもいい質問ですね。
すると、8つのうち6つのモデルで、日本に関する回答が一番多かったとのこと。AIの偏りといえば学習データの多い「英語圏寄り」が定番だったので、これは意外な結果ですよね。

原因は「最後の仕上げ」の段階らしい
さらに面白いのが、この偏りが生まれる理由です。
大量のデータを読み込む段階ではなく、その後に回答を調整する「ポストトレーニング(事後学習)」の段階で、日本の話題が増幅されているようなんです。
アニメや和食など、ネット上で日本文化の人気が高いことが影響しているのかもしれません。日本人としてはちょっと嬉しい気もしますが、たとえば「アジアのおすすめ旅行先は?」と聞いて日本ばかり提案されたら、他の国の選択肢を知るチャンスを逃してしまうわけで、手放しでは喜べない話だったりします。
参考:なぜ一部のAIモデルは「日本文化」に執着するのか? 「4o-mini」などの出力が日本に偏る実態、欧州チームが研究発表(ITmedia AI+)
参考:Why are all LLMs Obsessed with Japanese Culture?(arXiv) ※2026/06時点で査読前の論文
まとめ
AIの答えは中立に見えて、実はけっこうクセがあるという話でした。
AIは何でもそれっぽく答えてくれるので助かる場面も多いのですが、「その答え、ちょっと日本びいきかも?」と頭の片隅に置いておくと、AIともっと上手に付き合えそうです。
皆さんもAIに何か相談するとき、どんな国の話が出てくるか観察してみると面白いかもしれません。
では、次回もよろしくお願いします。
