湘南エリアの波をチェックして4年目くらいになるでしょうか。
波やうねりの各方向で特徴が分かってきましたので、説明してみようかと思います。
(あくまで僕の感覚なので、人によって多少の違いがあるかと思います。)
まずは、東寄りのうねりです。
東寄りのうねりは、とにかくワイドなブレイクが印象的です。
レフト方向を中心に波は切れやすいものの、基本的にはつかまりやすいです。
潮が引くとサイズが上がりつつ、さらにワイドになったり、ダンパー気味になることがあります。
続いて南東寄りのうねり。
南東寄りのうねりも基本的にはワイドなブレイクが目立ちますが、東寄りのうねりよりもレフト方向を中心に波が切れやすいです。
東寄りのうねりと共に、干潮にかけてはサイズが増しつつ、満潮にかけては反応が鈍りやすい印象です。
東〜南東寄りのうねりは、胸〜肩サイズ以上であれば、リーフエリアがおすすめです。
△40になることもあり、サイズが大きければ潮が多めのほうが良いときもあります。
南寄りのうねり。
レフト・ライト両方向に切れた波が印象的です。
サイズにもよりますが、潮が引くよりも上げ込みのほうがパワーが増しやすく、満潮時でも楽しめることがあります。
南西寄りのうねり。
ライト方向中心に波が切れやすく、サイズが小さくても湘南では場所を選んで楽しめることがあります。
潮の上げ込みでパワーが増しつつ、風が入らず腹〜胸サイズ以上あれば△40をキープすることもあります。
西寄りの波。
西寄りの波は、冬の寒気の影響で発生しやすい波です。
遠くから来る「うねり」と言うよりも、比較的に近い沖で発生している「波」というほうが正しい印象です。
ショルダーが短く消えやすいくらいに、ライト方向を中心に切れやすいのが特徴。
見た目は「面の良い風波」で、波数は多めで波選びが難しく、サイズがあるとハードに感じることもあります。
リーフエリアよりも、ビーチのエリアがおすすめです。
湘南エリアでは、主に南〜南西〜西寄りの波・うねりが反応しているときがおすすめです。
潮回りで変化はありつつも、サイズダウンしたりオンショアが吹かなければ、丸1日楽しめたりもします。
東〜南東寄りのうねりも楽しめる時はありますが、
サイズを参考に場所や潮回りをうまく選ぶようにしましょう。
また、波やうねりは多方向から入ることもあり、地形などの組み合わせもあって予想外にサイズアップすることもあります。
例えば、東や南東寄りのうねりと、南西〜西寄りの波・うねりが沖合でぶつかり、南っぽいうねりとなって反応することも。
そういった場合には、生コンポイントだけ極端にサイズアップすることもあります。
サーフィンをする前に、今日は「何うねりなのか?」をチェックしてから、潮回りやボード選びをするのも上達に繋がるかと思います。
あくまで個人的な感覚や意見ですので、過信しすぎないよう参考にしてサーフィンを楽しんでください。