岡野予報士のウラナミ『バリ島 トリップ③ バリ最南端、グリーンボウル』

岡野予報士

岡野予報士
サーフィンを初めて、天気図などに興味を持ち、気象予報士資格を取得。その後、バリへ移住しサーフィンスクールで3年程就労しました。波伝説の予報士として、波情報はもちろんワクワクするような情報も提供させていただければと思っています。どうぞよろしくお願いします。

タイトル

こんにちは。

今回はバリ島トリップ記の第三弾です。

私はバリに一人でサーフトリップに行きます。友人のサーフガイドに頼むときは、いつも誰かと相席です。

今回の人たちは、言葉になまりがありました。
話しをしていくうちに、なんと私の地元である茨城の方々でした。
しかも、隣町の先輩で共通の友達やサーフショップも知っていて、意気投合しました。

さて、その先輩たちのバリトリップ最終日、ヌサドゥアに行きたいとリクエストがあり、ゲゲールビーチへ。

現地に着いたのが朝の干潮時、頭オーバーサイズのダンパー気味の速めなブレイクがかなりアウトで割れていました。
ただ、ボトムが浅くてパドリングができず、かなりの距離を歩かなければなりません。リーフブーツを持参していなかったのでさすがにきついと思い、潮が満ちるまで時間がかかるため、違うポイントのチェックをすることにしました。

続いてニッコーポイント(旧グランドニッコーホテル前)へ。
海を見ると、ブレイクポイントに堤防ができていてサーフィンが不可能・・・。
後からガイドに聞くと、サイズアップした時にかなりアウトでサーフィンできるようです。

再度移動し、グリーンボウルポイントへ。
まだ、潮が少なく手前はリーフが見えていましたが、アウトでは頭前後サイズの厚めなブレイクが割れていました。

グリーンボウルはバリ島最南端の場所にあり、うねりを拾いやすいポイントの一つです。
切り立った崖の上にワルンや駐車場があり、ビーチまでは300段以上の階段を降りてエントリーします。
ちなみに、この日のクタやレギャンビーチは腰腹サイズでしたので、全体的にサイズは小さい日でした。

全員一致でここに入ることになり、着替えて階段を降りましたが、ビーチに着くころにはヘトヘトでした。
ビーチはこじんまりとしていて、洞窟が何か所かあります。サーフィンをしない人は日よけをしながら休め、夕方になるとたくさんの蝙蝠(こうもり)がやってきます。

階段を降りてすぐ左側にチャンネルがあり、離岸流となっています。ゲットは楽にできるのですが、サイズがある時はチャンネル付近からは戻れなくなるので気をつけて下さい。
ブレイクは海に向かってチャンネルの左側がレフトブレイク(サイズがある時の干潮時は強い流れが発生します)で、右側はライトブレイクとなっていて、私たちはライトの方へ入りました。

ブレイクは厚めで、セットは頭~頭半サイズなワイドブレイク、切れ目を選んで乗れればかなりのスピードがでます。上級者なら数アクションは入れられていました。
セット間隔が長く、まったり波待ち、潮も徐々に満ちてきて人数も増えてきました。
水中カメラマンが誰かを撮影していて、よく見ると波伝説でもお世話になっているNobu Fukuさんでした。

3時間近くゆっくりとサーフィンをし、陸へとあがり(ライトのポイントから乗ると楽に上がれます)、地獄の上り階段!息をきらせながら上り、最後はみんなで乾杯!

良い波にも乗れ、人との出会いもあり、一人トリップも良いものでした。

次回は、雨季のバリアンについて書きたいと思います。
それではまた。

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