今、話題のNFTが、写真家たちのビジネスをかえる!?|MINのウラナミVol.349

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MIN/社畜暦19年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は25年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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MINのウラナミVol.349

 
 
こんにちは、MINです。最近はあまり撮っていませんが、若い頃は一眼レフカメラで写真を撮ることが好きで、2005年に千葉県で開催された『ASP WCT Quiksilver Pro Japan』は毎日足を運んで、雨の中も撮影にのめり込んだものです。
 


 
 

写真は対価を支払って見るものだった

さて、20年くらい前まで写真は、紙媒体でしか見ることができませんでしたので、写真を見るには相応の対価を支払う必要がありました。フィルム写真の現像には数円〜を支払い、雑誌を数百円で買っていたのも写真を見るための対価を払っていたと言ってもよいでしょう。

印刷された写真は、芸術性や被写体に対する需要の高さに加えて、刷られた数が少ないほど、つまり希少性が高いほど価値は高くなります。何万部も発行される雑誌は数百円で買えますが、一点ものの芸術性の高い写真は数十万、数百万、あるいはそれ以上と、価値は無限大です。

 
 

デジタルデータは複製が容易でビジネス困難

希少性の価値というものはとても重要で、どれだけ芸術性が高かろうが、被写体の需要が高かろうが、たくさん刷られた写真に高い価値はつきづらくなります。

昨今は、写真がデジタルデータ化されていますので、誰でもかんたんに複製ができてしまい、ひと度インターネットで配信されれば、無限に複製され続け、写真データの価値はほとんど失われてしまします。

そのため、インターネット上での写真データを扱ったビジネスはとても不自由で、商用利用の権利を販売するくらいしか、実質的にビジネスがほとんど成り立っていないというのが実情でしょう。ゆえに、ビジネス機会の少なさや写真の価値の低下で苦しんでいるサーフィン写真家たちも多いと聞いています。

しかし、昨今はそれを解消できるかもしれない技術が開発されています。

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NFTというブロックチェーン

2021年2月から話題になりはじめたばかりのNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)というデータ形式が、これらの問題を解消できる可能性を秘めていまして、写真が好きな私は、このNFTが写真家たちのビジネスを拡大してくれることを期待しています。

ビットコインやイーサリアムという暗号資産(仮想通貨)の名前を聞いたことのある人は多いでしょう。それらはブロックチェーンという技術で成り立っているのですが、ブロックチェーンは下に記した3つの特徴があります。

・誰に作成されたものかを検証できる
・改ざんも変更もできない
・消すこともできない

NFTは、このブロックチェーンを応用したものです。写真データのようなデジタルデータを「偽造不可な鑑定書と所有証明書付きのデジタルデータ」にすることが可能で、下記1〜3の特徴をもっています。

1,相互運用性
2,取引可能性
3,プログラマビリティ
 
 

1,相互運用性

NFTの仕様が共通規格で定められているため、様々なソフトウェアやプラットフォームからデータを参照したり、管理することが可能になります。
 
 

2,取引可能性

私はこれがもっとも重要と考えています。例えば写真データの所有権は、一番はじめに所有権をもった者から次の者へと譲り受けたとき、現状はそのことを裏付けてくれるのは元の所有権保持者に依存し、他にそれを証明することができません。

しかし、NFTならば、ブロックチェーン上にそれが明記されていることから、ビットコインのような暗号資産と同様に、所有権を自由に移転することが可能となり、データそのものが権利を証明してくれます。

このことによって、現実の美術品やコレクションアイテムなどと同様に、データに資産価値を持たせることができ、取引市場を成立させることができます。
 
 

3,プログラマビリティ

このこともとても重要で、新しい写真ビジネスの鍵になると思っています。

NFTには、様々な付加機能をそのデータ自体に持たせることができますので、例えば写真データが売買されるたびに、あるいは写真を閲覧されるたびに、撮影者の元へ手数料が自動的に入るような機能をもたせることができるのです。あるいは、その写真データが印刷された回数も記録できるかもしれません。

 
 

新しい写真のビジネス

今まで、複製を恐れてストレージに眠らせたままだった写真データは、NFT化してマーケットプレイスに出品しておくことで、安心して多くの人の目に触れさせることができるようになり、写真家が自ら営業活動をしなくても、価値を見出した人が資産として所有権ごと買ってくれる可能性がでてきます。また、その資産が何度も転売されることによって、写真家の元に永続的に手数料が入ってくる仕組みもできます。そうなると、今までの写真家のビジネスモデルが少しずつ変わってくることでしょう。
 
 

実際にNFTを体験してみよう!

NFTのマーケットプレイスや、写真やイラストなどのデータを自由にNTF化させて販売するサービスは、海外にはすでに多数存在しています。

まだ足りない機能があるとは思いますが、芸術性の高い写真や被写体需要の高い写真は買われやすいでしょうし、なんと言っても、今はまだNFT市場が作られたばかりのため、とんでもないイラストが興味本位で高値で買われたりするような時期ですので、NFTで写真データを販売することを体験しやすく、またそのビジネス性を感じ取りやすいでしょう。

RAKUZAというNFTアートのマーケットにおける、ナウシカとテトのセル画の例

RAKUZAというNFTアートのマーケットにおける、ナウシカとテトのセル画の例

 
 

なお、日本でも、NFTアート専門の『RAKUZA』や、『コインチェック』という仮想通貨販売所でNFTマーケットプレイスのサービスが提供されています。また、「NFTトレカ」では、SKE48のトレーディングカードもNFTで販売されるようになっていますので、NFTに興味のある方は、これらのサービスで体験してみてください。

 
 
 
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